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山口組分裂騒動

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 昨年8月末に分裂した指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)と神戸山口組(本拠地・淡路市)が今年5月に和解交渉をしたが、決裂したとみられることが25日、捜査関係者への取材で分かった。決裂後も両団体の間で発砲による殺人事件を含む10件(17日現在)の事件が起こるなど、対立は収束していない。

 捜査関係者によると、両団体の最高幹部同士が面会したが、和解後の人事案などを巡り、折り合いが付かなかったとみられる。

 交渉を巡っては、両団体側とも「和解を申し込んできたのは相手方」と主張。新たな対立の火種になる可能性もあることから、兵庫県警など警察当局は情報収集を進めている。

 分裂後の事件の続発を受け、兵庫県公安委員会は4月15日、神戸側を「指定暴力団」とし、暴力団対策法上の規制対象とした。抗争激化時に両団体への事務所の使用制限命令など厳しい規制が可能になることから、両団体内部には対立解消を望む声もあるとされる。

2016/8/25