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山口組分裂騒動

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警察官が警戒する中、山健組本部事務所前に到着した住吉会傘下組織の関係者=5日午後、神戸市中央区花隈町
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警察官が警戒する中、山健組本部事務所前に到着した住吉会傘下組織の関係者=5日午後、神戸市中央区花隈町

 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂騒動で、東京に拠点を置く指定暴力団住吉会傘下組織の関係者が5日午後、離脱派の有力団体「山健組」本部事務所(神戸市中央区)を訪れた。

 捜査関係者によると、住吉会傘下の最大組織「幸平一家」の代表者ら3人が同日午後に到着し、山健組組長らと約2時間にわたって面会した。この代表者は住吉会の執行部メンバーも兼ね、山健組とは先代組長時代から近い関係にあるとされる。兵庫県警など警察当局は、分裂騒動が山口組以外に波及する可能性がないか慎重に見極める。

 一方、県警は同事務所近くのビルで5日午前に開かれた離脱派の会合について、宅見組(大阪市中央区)や俠友会(淡路市)、正木組(福井県敦賀市)、池田組(岡山市)などの組長約10人が出席したことを確認した。設立する新組織の運営方針などが協議されたもようで、県警は新組織の初の「定例会」とみている。

 捜査関係者によると、分裂前まで離脱派の13組長が率いていた2次団体の構成員は約3千人。山口組には59組長が残る見通しで、構成員は約7千人となる。ただ、今後も情勢は流動的とみられる。

2015/9/5