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震災インタビュー

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(撮影・神子素 慎一)

(撮影・神子素 慎一)

 芸術通じ、まちに「刺激」/兵庫の未来担う使命感

 震災当日、実家のある京都にいた。
 当時は、既にヨーロッパと日本を行き来する生活だった。あの年は仕事でたまたま日本にいた。十七日は京都会館で京都大学のアマチュアオーケストラを振る予定だった。前日はオフだったので遅くまでワイワイやって、ホテルで寝た。揺れで目がさめたが、実家の無事を電話で確認すると、安心して寝てしまった。午前十時ごろ、東京の所属事務所から「やっと(電話が)通じた。大変なことになっている」と電話をもらい、事の重大性を知った。それから本番までの合間、テレビを付けるごとに死者の数が増えていた。練習しなければならないのに、なぜか涙が止まらなかった。オケのメンバーの中には、交通が寸断されて来られない人もいた。しかし、本番は行った。会場に急きょ募金箱を設置した。その日のプログラムは、マーラーの「交響曲第九番」。“死”を意識して書かれたという作品だった。偶然にせよ、何かを感じずにはいられなかった。

2005/1/12

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