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震災インタビュー

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 被災者の回復過程分析/思い共有できる言葉が重要

 阪神・淡路大震災では、被災者の生活復興や心の回復が大きな関心事となった。いやし、心のケア、PTSD…。こうした言葉がよく聞かれるようになったのは震災以降だ。しかし、北原さんは震災前から、災害から人々が立ち直っていく過程に注目していた。二十年前には、江戸を壊滅させた安政大地震(一八五五年)を題材に「安政大地震と民衆」を執筆し、震災に立ち向かう多様な庶民像を描いた。著書は「阪神」で再び脚光を浴び、昨年、文庫本化された。
 これまで災害というと理工系の研究者が提供する予測データや、ハード面での防災技術についての関心が強かった。一方で、被害を受けた人間がどのように立ち直り、どういう工夫をして自分たちを励ましてきたかについて、知ろうとする人は少なかった。公的機関が作製した災害誌の多くも、行政が果たした役割をまとめたものが多く、被災者の生活回復を視点に据えたものは少ない。こんなに災害が多く、記録も豊富な国なのに不思議だった。

2001/2/6

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