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震災インタビュー

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 薄っぺらい街に憂え/人間関係ばらばら、虚無感漂う

 「火垂(ほた)るの墓」をはじめ、作品にはたびたび、少年期を過ごした神戸が登場する。五十年以上前、大空襲を経験したその街が、今度は震災で壊滅した。どんな思いで、惨状を目にしたのか。その後の復興をどう見ているのか。野坂さんの言葉には、失望と郷愁が交錯する。
 震災直後、ヘリコプターで現地入りしてほしい、という取材依頼があった。でも、宝塚に住む娘に止められた。自分にも、乗り込んでいくのは不遜(ふそん)という思いがあった。しばらくして、近所の医者に出してもらった薬をリュックいっぱいに詰めて出かけた。安否の分からない知人がたくさんいた。でも正直なところは見物、だね。行ったって、自分には何もできないんだから。

2000/9/5

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