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震災インタビュー

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 危機管理は思想、哲学だ/世界の範となる防災都市を

 私たちが、小川さんの存在を意識するようになったのは、一九九〇年八月の湾岸危機以降ではないだろうか。軍事、安全保障問題の専門家として、テレビなどでおなじみの顔になった。その人が、震災では政府や自治体がとった対応に違和感を抱いた。国や自治体は「防災=危機管理」という認識を持っていたのか。その疑問が、独自の調査活動へと突き動かした。被災地とは今も関係が深い。
 当時、消防当局は「ヘリの空中消火は不可能」と繰り返した。震災の一年前に起きた米国ノースリッジ地震で空中消火が実施されたにもかかわらずに、だ。「市街地火災では前例がない」となぜ言い続けたのか。世界に通用する防災や危機管理についての研究不足が露呈した。空中消火を実施しなかったのは、日本国民が自らの命を自分で守れないという一つの象徴的な問題だ。ヘリ一機も運用できずに、何が危機管理か。   

1999/7/20

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