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地域共生プロジェクト

竹田の魅力再発見【1】新たな課題 市民集い、熱い議論再び
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竹田城跡の麓に広がる町並み=朝来市和田山町竹田(吉田利栄さん提供)
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竹田城跡の麓に広がる町並み=朝来市和田山町竹田(吉田利栄さん提供)

竹田城跡の麓に広がる町並み=朝来市和田山町竹田(吉田利栄さん提供)

竹田城跡の麓に広がる町並み=朝来市和田山町竹田(吉田利栄さん提供)

 「いやー、こんなとこあったんだ」「つい最近なんですよ、知られるようになったの」

 3月初め、「天空の城」で知られる国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市)を舞台にした缶コーヒーのテレビCMの放映が始まった。雲海に覆われた城跡を、観光ガイド役のハリウッド俳優、人気タレントのタモリさんらが訪れる設定。同市や飲料メーカーには問い合わせが相次ぎ、インターネット上でも話題となった。

 城跡を訪れる観光客は2011年度までは年間10万人に満たなかった。その後、俳優高倉健さんの遺作「あなたへ」のロケ地に選ばれたり、大手検索サイトのCMで取り上げられたりしたこともあり、注目スポットに。14年度は過去最多の58万人に達した。

 一方で、交通量やごみの増加から、市は史跡保護や安全対策などを理由に14年12月から3カ月間、城跡を全面閉山。観光客が激減し、地域の商業活動に影響が出た。一方的な決定に住民から反発の声も上がる中、昨年4月、同市と連携協定を結ぶ神戸新聞社の提案で「竹田地域ビジョン会議」が発足。住民との溝を埋め、閉山問題を話し合うため同社パートナーセンターが運営に協力した。

 会議には約30人の市民らが参加し、約3カ月間の協議を経て閉山期間短縮が決まった。だが、城跡の麓にあるJR竹田駅周辺の町並みを巡る観光客の少なさが新たな課題に浮上。観光振興策を議論するため昨年10月、「竹田地域ビジョン会議2」が始まった。

 「竹田の町がどうあるべきか。城跡に人気がある今だからこそ議論の機会を逃してはならない」。初会合の冒頭、委員ら約50人を前に多次勝昭朝来市長があいさつ。張り詰めたような雰囲気の中、第2幕が上がった。

 地元組織や観光・経済団体、民間事業者、NPOの若手リーダーらでつくる「竹田地域ビジョン会議2」が3月10日、城跡周辺の観光振興策を朝来市に提言した。地域の将来像について半年間議論した過程をたどる。

(峰大二郎)

2016/3/25

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