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地域共生プロジェクト

竹田城跡観光を考える【3】冬の危険性 事務局案、示すかどうか
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竹田城跡の冬季利用を議論する委員ら=6月9日、朝来市和田山町
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竹田城跡の冬季利用を議論する委員ら=6月9日、朝来市和田山町

竹田城跡の冬季利用を議論する委員ら=6月9日、朝来市和田山町

竹田城跡の冬季利用を議論する委員ら=6月9日、朝来市和田山町

 「竹田地域ビジョン会議」は、竹田城跡の冬季利用を主なテーマにしている。しかし、会議やアンケートで挙がった意見や要望には、可能な限り対応した。

 例えば、城跡近くの観光施設「山城の郷」に駐車するためのバス予約システム。ツアーの2カ月前からキャンセル料が発生するため「旅行会社が敬遠してツアーを組まなくなった」と複数の指摘があった。朝来市は、問題の大きさを認識し、9月から改善することにした。

 JR西日本や全但バスの委員が要望していた、JR竹田駅前への路線バス乗り入れも実現が決まった。

 こうした例は、ビジョン会議によって行政と住民の風通しが少しよくなったことの副産物とも言えた。

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 6月9日の第3回会議では、冬の積雪データや登山道の写真を見ながら、開山条件を協議した。過去の積雪データによると1、2月は2日に1度ほど雪が降る。しかも月に数日は10センチ以上の大雪だ。

 複数の委員が「積雪よりも凍結が危ない」と指摘した。南但消防本部からは「救助活動のため、城跡の料金所まで消防車両が上がれるようにしてほしい」と要望があった。

 開山するからには、市には事故を防ぐ責任が生じる。会議は、冬山の危険性を共有した形で終わった。

 その後、市と神戸新聞でつくる事務局において、会議の進め方で意見が分かれた場面もあった。私たちは「第4回会議で委員に開山条件の事務局案を示して議論し、最終回の第5回でそれに修正を加えよう」と提案した。市は「第4回では、もう一度委員の話を聞き、事務局案は最終回で示したい」と主張した。

 もともとビジョン会議の創設は、昨冬、市が一方的に閉山を決めて批判を浴びた反省が背景にある。住民の意見をもっと聞きたいという市の言い分はよく分かる。結局、次回は市の言う通り、事務局案を示さず、もう一度議論しようと決めた。(浅野広明)

2015/7/31

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