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ブンコレ~おすすめ文具コレクション

【6】KobeINK物語 街の魅力、カラフルに表現

2020.01.24
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「色はあらゆるものとつながる。物語は尽きない」。1個1980円から=神戸市中央区東川崎町1

「色はあらゆるものとつながる。物語は尽きない」。1個1980円から=神戸市中央区東川崎町1

「Kobe INK(神戸インク)物語」の色見本

「Kobe INK(神戸インク)物語」の色見本

 神戸の風景を多彩な色で表す万年筆インク「Kobe INK(神戸インク)物語」。2007年以来、限定品と計100色近くを展開しました。誕生のきっかけは、阪神・淡路大震災といいます。

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 ナガサワ文具センター(神戸市中央区)の竹内直行さん(64)が「復旧復興のお礼に神戸らしい手紙を送りたい」と発案した。

 当時、インクは黒や青で、1日1個売れるかどうか。山の「六甲グリーン」、海の「波止場ブルー」、まちの「旧居留地セピア」などが支持され、年100個ほど売れた。

 その後、市内に足を運んでは逸話を秘めたインクを増やす一方、フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」にちなみ、少女が巻くターバンの青を表現した限定インクを出したところ、人気に火が付いた。

 字を書くだけでなく、絵やテストの採点など、需要は広がった。インクを使いたくて万年筆を買う逆転現象が起き、現在は国内外で年2万個が売れる。「多様な文化と豊かな自然に恵まれた神戸ならでは」。菓子やファッションとの協業など、文具の枠を超える“インク沼”。深さは底知れない。(佐伯竜一)

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