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ブンコレ~おすすめ文具コレクション

【3】NOLTY(ノルティ)能率手帳 手書きで時間デザイン

2019.11.08
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「レトロでいい」と、黒の表紙を選ぶ女性や若者も増えているそう。「能率手帳1」1177円など=神戸市中央区三宮町1、ナガサワ文具センター

「レトロでいい」と、黒の表紙を選ぶ女性や若者も増えているそう。「能率手帳1」1177円など=神戸市中央区三宮町1、ナガサワ文具センター

70年のベストセラーとなった能率手帳=神戸市中央区三宮町1、ナガサワ文具センター本店

70年のベストセラーとなった能率手帳=神戸市中央区三宮町1、ナガサワ文具センター本店

 来年の手帳が店頭をにぎわす季節です。スマートフォンでスケジュール管理もいいけれど、やっぱり手で書きたい-のリピーターに支えられて70年。「能率手帳」は、時間をデザインする楽しさを唱えます。

     ◇◇

 経営コンサルティングを手掛けた日本能率協会(東京)が、1949年に発行した。「時間は資源」との考えから、日本で初めて「時間目盛り」を採り入れた。

 薄くて強い用紙を開発し、巻末の鉄道路線図や年齢早見表をいち早く導入した。手帳は一般的に「もらうもの」だったが「お金を払って買うもの」に変えたとされる。

 全量を国内の工場で生産する。目に優しい色のインクで印刷し、サイズを整えた紙の束をミシンのような機械でとじて強度を高める。1冊の完成に少なくとも40日かかり、30人以上の職人が携わる。使うほどに手になじみ、見た目に味が出る。

 手帳は数あれど、男性は何十年と変えない例も。女性は毎年のように変えがちとか。「手書きの字からは何をしたかだけでなく、気持ちまで読み取れる」と売り場担当者。過ぎた時間もまた、資源。(佐伯竜一)