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 群馬県防災ヘリの乗員が撮影していた動画の一部。墜落直前に機体の周囲が雲に覆われている=2018年8月(運輸安全委員会提供)
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 群馬県防災ヘリの乗員が撮影していた動画の一部。墜落直前に機体の周囲が雲に覆われている=2018年8月(運輸安全委員会提供)

 運輸安全委員会は27日、登山道の調査をしていた群馬県の防災ヘリコプターが2018年8月、同県中之条町の山中に墜落し、乗員9人全員が死亡した事故の調査報告書を公表した。天候悪化のため雲の中を飛行して周囲の地形が確認できなくなり、天海紀幸機長=当時(57)=が、機体の姿勢を錯覚する「空間識失調」に陥り、正常に操縦できなくなったのが原因とした。当日のヘリの運航は目視に頼る「有視界飛行方式」だった。

 安全委は、防災や警察などのヘリは業務上、気象条件が急変しやすく予測も難しい山あいを飛ぶケースが多く、空間識失調になる危険性を伴うとしている。

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