東播

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国恩祭の記念事業として改修された旧社務所「安授殿」=日岡神社
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国恩祭の記念事業として改修された旧社務所「安授殿」=日岡神社
国恩祭の記念事業として改修された旧社務所「安授殿」=日岡神社
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国恩祭の記念事業として改修された旧社務所「安授殿」=日岡神社

 兵庫県加古川市加古川町大野の日岡神社が、16、17日に「国恩祭」を同神社で11年ぶりに開くことを記念し、旧社務所を祈とう客の待合所として使えるように改修、新たにスロープも設けた。国恩祭は地域の繁栄と安泰を願い、東播磨地域の22神社が持ち回りで開催。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で内容を大幅に縮小するが、同神社は「この先、安心して参拝してもらえるよう、収束も祈願したい」としている。

 同神社は安産の神様として知られ、社殿隣にある木造平屋の旧社務所は「安授殿」と呼ばれる。前々回の国恩祭があった1998年に完成した「参集殿」が社務所となってからは、秋祭りの会合や七五三の祈とう準備に使われていたが、老朽化が進んでいた。

 改修は2018年秋に始まり、事業費約1億4千万円は氏子らの寄付を充てた。大正時代の建築物のため傷みは激しかったが、千鳥破風(ちどりはふ)(屋根の斜面に設けた三角形の部分)の彫刻や梁(はり)は元の部材を使った。内部は分かれていた座敷を一つの広いスペースにし、エアコンや授乳室も設けた。

 社殿は斜面に位置し、参拝には階段を上る必要があったため、雑木が茂っていた場所を整地してスロープを新設。安産祈願の由来に関わり、ヤマトタケルノミコトの産湯に使われたと伝わる「石のたらい」の複製も置かれている。

 松崎正俊宮司は「これまで特に夏は、祈とう客に外で待ってもらっていた。スロープが付いたので、ベビーカーや車椅子でもお参りしてもらえる」と話す。

 国恩祭は感染拡大の影響で稚児行列などを中止するが、神事は神職や総代役員らの人数を絞って行う。当日は一般の祈とうの受け付けを午後2~4時に限る。(若林幹夫)

【日岡神社の安産祈願】 神社そばに御陵がある皇后稲日大郎姫命(いなひおおいらつめのみこと)が双子を産む際、同神社主神の天伊佐佐比古命(あめのいささひこのみこと)が安産を祈ったことに由来する。双子の産湯に使われたと伝わる「石のたらい」が、加古川市加古川町美乃利の住宅街にある。双子の弟、小碓命(おうすのみこと)は後のヤマトタケルノミコト。

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