東播

  • 印刷
製品の出来栄えを確認する「早川靴下」の早川裕幸さん=加古川市西神吉町宮前
拡大
製品の出来栄えを確認する「早川靴下」の早川裕幸さん=加古川市西神吉町宮前
布製のマスクカバー(右)とマスク=加古川市西神吉町宮前
拡大
布製のマスクカバー(右)とマスク=加古川市西神吉町宮前
靴下製造の技術を駆使してマスクを作った神木雅之社長(右)と専務で弟の規人さん=神木
拡大
靴下製造の技術を駆使してマスクを作った神木雅之社長(右)と専務で弟の規人さん=神木

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続く中、靴下の生産が盛んな兵庫県加古川市内で、その技術や機械、生地を使ってマスクや関連商品の製造に乗り出す会社が増えている。「どうすれば、マスクを着けていても快適に過ごせるか」。地場産業の誇りに懸けて工夫を凝らす。(小森有喜、千葉翔大)

 靴下や肌着の製造・卸販売会社「エル・アイ・シー」(同市志方町横大路)は、商品生産を委託する「早川靴下」(同市西神吉町宮前)と協力し、使い捨てマスク用の布製カバーを手掛けた。マスクを清潔に保ち、繰り返し使えるようにする。両社は「マスクの品薄を少しでも解消したい」としている。

 4月に入ってから、デパートや小売店が相次いで休業し、商品の取扱量が激減。早川靴下では同月から、靴下やレッグウオーマーを織る機械で、マスクの口に当たる部分を覆う筒状のカバーの開発を始めた。

 オーガニックコットンを染めずに編み、パッケージも簡易にすることで1日千枚以上の生産を可能にした。大きさは縦10センチ、横20センチで5グラムと軽量。洗濯すれば何回でも使える。マスクの内側に挟み込む「マスクフィルター」も作った。それぞれ4枚セットで千円(税込み)。早川靴下の早川裕幸代表(51)は「薄いから息苦しさを感じにくい」と話す。

 エル・アイ・シーは、姫路市内の別の工場で布マスク(2枚で税込み千円)も製造。パンティーストッキングの生地を使い、ひんやりとした肌触りが特徴といい、同社の船原政一社長(49)は「気温が上がっても快適」とPRしている。

 インターネットの通販サイト「楽天市場」でエル・アイ・シーの商品ブランド名「SOWAN」と「マスク」で検索する。送料無料。同社TEL079・452・0238

    ◇

 靴下製造会社「神木(こうぎ)」(同市平荘町山角)は、気温が上がっても快適に着けられるようにひんやりとした肌触りのマスクを製作し、11日から販売を始める。抗菌防臭加工を施した繊維を使い、呼吸が苦しくならないように立体的な形にするなど靴下づくりの技術をふんだんに生かした。

 同社は創業90年の老舗メーカー。ドラッグストアなどでマスクが不足し始めていた3月下旬、靴下業界でもマスク製造が広がっていることを知り、自社製品づくりを始めた。

 大きさは縦11・5センチ、横17センチ。冷感素材のポリエチレン繊維を編み込み、耳が痛くならないように、ひもの部分には靴下の切れ端を使うなどの工夫を凝らした。洗って繰り返し使うこともできる。神木雅之社長(63)は「マスクを通じて加古川の靴下製造の歴史にも興味を持ってほしい」と期待している。

 5枚セットで2640円(税込み)。当面は同社で注文を受けてから販売する。郵送の場合は送料別。届くまで2週間程度かかる。神木TEL079・428・0010

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

東播の最新
もっと見る

天気(7月4日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 60%

  • 28℃
  • ---℃
  • 60%

  • 27℃
  • ---℃
  • 60%

  • 27℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ