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工楽松右衛門旧宅が一般公開され、観光客が増加している=高砂市高砂町
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工楽松右衛門旧宅が一般公開され、観光客が増加している=高砂市高砂町

 兵庫県東播磨県民局は17日、2020年度県当初予算案の独自施策を発表し、情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を活用した地域づくりの推進を打ち出した。公共交通の自動運転の実証実験を行い、農業分野では無人トラクターやドローンの実用性を探る。人手不足が深刻な建設業界に対しては、測量・施工・検査段階でのICT導入を推進する。(本田純一)

 県は、同県民局の独自予算に1億7千万円(前年度比増減なし)を配分する。

 ICTなどを生かした新しい公共交通サービスの構築支援を掲げ、新規事業として550万円を計上。同県加古川市北部や稲美町といった公共交通がない空白地域でのデマンド型乗り合いタクシーなどの導入を検討し、小型電動カート「グリーンスローモビリティ」や自動運転といった未来型公共交通の実証実験も行うという。

 農業分野では高品質化や省力化を進めるため、ICTを活用した設備・施設を導入する若手農業者らを対象に、購入金額の3分の1を補助する制度を設ける。

 また、9月に「東播磨建設ICTフォーラム」を加古川市民会館で開催。東播磨地域にはICT建機の主力工場や教習所があるため、建設現場の技術革新に向け情報発信していく。

 東播磨地域の観光PR事業として、コスプレ姿のモデルにSNSで寺社などの魅力を発信してもらい、観光地を巡るスタンプラリーも企画する。加古川河川敷で催す3月のオフロード自転車競技大会に続いて、ロードレース「クリテリウム」の大会を誘致する。

 このほか県民局独自ではない県の予算案に、加古川市内の国道2号を4車線化する工事の推進を盛り込んでいる。

■見守りカメラの設置範囲拡大へ ICT事業の推進へ協議会設立

 ICTを生かした事業を進めるため、東播磨県民局や3市2町の担当者、民間事業者が意見交換する「東播磨スマートシティ推進協議会」を設立する。第1回会合を4月にも開き、まず加古川市が導入する「見守りカメラ」について、他市町でも設置することを話し合う。

 同市は小学校通学路などに見守りカメラを約1500台設置。協議会ではカメラの効果や課題を共有し、周辺市町に設置範囲を広げることを検討する。

 将来は、防災や交通など他分野でもICTを生かす方法を模索するという。

■古民家を宿泊施設や飲食店に 高砂町の集客力向上へ

 県の歴史的景観形成地区に指定されている高砂市高砂町の集客力を高めるため、東播磨県民局などは点在する古民家を改修し、宿泊施設や飲食店などとして活用する方策を検討する。

 同町は、工楽松右衛門旧宅やまちの観光会館など古い建物が並ぶ。こうした趣を大切にしながら、観光客が楽しめる一帯にするという。県民局のほか、高砂市、市民団体が協議し、早ければ2021年度にも具体的な事業に乗り出す。

 また、山陽電鉄高砂駅から観光客を歴史的景観形成地区に誘導する方法も考える。

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