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カキの入った籠を海中から船上に引き上げた大西正起さん=播磨灘
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カキの入った籠を海中から船上に引き上げた大西正起さん=播磨灘
殻を開いたカキ。丸みのある身に育っている=高砂市高須、伊保漁協
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殻を開いたカキ。丸みのある身に育っている=高砂市高須、伊保漁協

 兵庫県高砂市の伊保、高砂の両漁業協同組合がカキの養殖に取り組み、伊保漁協が3日、初出荷に向けて水揚げした。栄養豊かな播磨灘で育ったカキは、小ぶりながら丸みを帯びた身にしっかりと成長。今後、販路を開拓しながら、4月ごろまで計約5千個を水揚げし、出荷する予定。6年がかりで本格出荷にこぎ着けた組合員は「高砂の新たな名物に」と期待を寄せる。(広岡磨璃)

 底引き漁や船引き漁の漁獲量が減少する中、新たな収益源に育てようと、6年前から養殖を研究。遠くはオーストラリアへも産地の見学に足を運んだ。育成方法もロープに種ガキを取り付けて垂らす「垂下式」など試行錯誤を重ね、籠にカキを入れて育てる「バスケット式」にたどり着いた。バスケット式は1個1個が満遍なくプランクトンを摂取でき、カキ同士がぶつかるため付着物が少なくて済むという。

 伊保漁協では今季、沖合約500メートル付近で籠40個をつるし、カキを育成。出荷を控えた1月8日に貝毒が検出されたが、その後3週連続で規制値を下回り、安全が確認された。

 3日は籠6個を引き上げた。9月から育てた種ガキは約1センチから約8センチに成長。近隣の産地に比べ殻の大きさは小ぶりだが、その分丸みが増し、オイスターバーや前菜での提供に適しているという。伊保漁協水産研究会の大西正起さん(46)は「見るからにクリーミーで、身の入りもいい。栄養が豊富な高砂の海で育ったカキが全国に知られるよう、量を増やしていきたい」と話す。

 水揚げした約8・5キロは、翌4日、関係者が集まるお披露目会でバイヤーらに提供し、販路開拓につなげる。同研究会の村岡聖史会長(36)は「漁獲が落ち込む冬場を補えるよう育てたい」と話した。

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