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空手審判員の世界資格を取得した(右から)信川貴洋さん、邦明さん、義明さん=稲美町六分一
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空手審判員の世界資格を取得した(右から)信川貴洋さん、邦明さん、義明さん=稲美町六分一

 兵庫県稲美町で道場を開く空手家の信川邦明さん(72)と長男の義明さん(50)、次男の貴洋さん(47)が、空手審判員の最上位となる「世界資格A」を、組手と形ともに取得した。貴洋さんが昨年11月、父と兄に続いて合格。国内では10人ほどしか所持していない。ベテランの義明さんは、空手が正式種目となった東京五輪にも関わる予定。「正しい技能を身に付け、世界に挑戦する強い選手を育てたい」と気合を入れる。

 空手の審判員は、資格に応じて出場できる大会が決まっており、県大会から世界大会までの主審と副審、組手、形など多くのレベルに分かれている。全日本空手道連盟によると世界資格Aの審判員は、五輪を含む世界大会で主審や副審ができる。世界に約200人いるという。

 筆記や審判の実技試験に加え、空手選手や審判員としての経験年数、年齢が問われるため、県大会レベルの資格を取得後、最短でも14年かかる。

 父の邦明さんは1993年に世界資格Aを取得した。息子2人は父の影響で幼い頃から空手を習い、長男の義明さんは2012年に取得。父と共に空手道場を営みながら世界大会の審判を約40回経験した。東京五輪については「初めて空手が種目になる。そこで汗を流せるのは光栄。きちんと役目を果たしたい」と表情を引き締める。

 次男の貴洋さんは神戸第一高校(神戸市中央区)の教諭で空手道部監督を務める。「父と兄に倣い、最難関の審判員になろうと思った。空手の武道精神を世界に正しく伝えたい」と喜んだ。邦明さんは既に世界大会からは引退しているが、「息子たちが一人前の空手家になってくれてうれしい。世界の空手を引っ張っていってほしい」と目を細めた。(本田純一)

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