東播

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ため池に集まったコウノトリ=2019年12月、加古川市志方町広尾(撮影・広岡磨璃)
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ため池に集まったコウノトリ=2019年12月、加古川市志方町広尾(撮影・広岡磨璃)
人工巣塔に飛来したコウノトリ=2019年11月、高砂市阿弥陀町阿弥陀(肥後良樹さん撮影)
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人工巣塔に飛来したコウノトリ=2019年11月、高砂市阿弥陀町阿弥陀(肥後良樹さん撮影)
野田池から飛び立つコウノトリ=加古川市志方町広尾
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野田池から飛び立つコウノトリ=加古川市志方町広尾
神戸新聞NEXT
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 2019年、東播地域(兵庫県加古川、高砂市、播磨、稲美町)に飛来した国の特別天然記念物コウノトリは、05年に放鳥を始めて以来、最多の20羽に上る。東播磨県民局が確認した。巣塔は東播に2基あるが、同県民局が20年中に新たに5基程度設置する方針で、繁殖に向けた環境づくりを進める。(本田純一)

 東播地域でコウノトリが多く目撃されているのは、「かい掘り」で水を抜いた後のため池。毎年秋から春にかけて飛来し、今シーズンは10月6日以降、水辺でウナギなどの餌を食べる姿が確認されている。

 20羽には個体識別用の足環が付いていた。いずれも3歳までの若鳥で、同県豊岡市や福井県などから飛来し、3年連続で飛来した鳥も。同県民局水辺地域づくり担当の野村純数さん(43)は「リピーターの鳥には、東播地域が安全で餌のある地域だと分かったのだろう。若いコウノトリは群れやすいため、それを見て次々に舞い降りるようになったのでは」とみる。

 ただ飛来は冬季に限られ、1羽の連続滞在日数は、長くても2カ月程度。定住には安定した餌場の確保など環境整備が課題だ。

 飛来地は、浅瀬ができて魚を取りやすくなる「かい掘り」後の池が9割を占める。定住に向け、同県民局はため池の餌場をできるだけ長期間確保しようと、かい掘りを池ごとにずらすことを管理者と協議し、かい掘りの推進も求めるという。

 また1年を通じて餌が取れるよう、ため池を改修する際に浅瀬を造ることも検討。水路に魚道を増やし、水田など、ため池以外の場所にもコウノトリの餌となる生き物を増やす考えだ。

 繁殖を期待して人工巣塔の設置も進む。高砂市ため池協議会は一昨年の11月、同市阿弥陀町に高さ12メートルの巣塔を建設し、昨年11月には塔の上にいるペアが見られた。繁殖行動は1~3月に本格化し、今後産卵する可能性もあるという。昨年10月、播磨町も巣塔を建てた。同県民局は「巣塔のない加古川市と稲美町を含め、5基程度を年内に設置したい」としている。

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