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3期目の今期で引退の意向を表明した登幸人市長=高砂市役所
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3期目の今期で引退の意向を表明した登幸人市長=高砂市役所

 兵庫県高砂市の登幸人市長が28日会見し、来年4月の高砂市長選に立候補しない意向を表明した。会見の一問一答は次の通り。

 「3期目の当選当初から、12年間を全うしたいと思ってきた。多くの懸案事業を形にできた。広域ごみ処理施設、市役所新庁舎、浸水対策は既に手掛け、後は時間の経過を待つのみでレールは敷けた。来年度、今後10年間のまちづくりの指針を示す第5期総合計画を策定する。新しい市長が将来像を描けばいい。3期を区切りにしたい」

 -12月議会では気力、情熱はあると答弁した。

 「私自身の市政に対する思いを申し上げた。4期目に対しての情熱ではない」

 -なぜ仕事納め後の土曜日に会見したのか。

 「業務上のことが入らず、ゆっくりした中で会見をしたいと思った。今年中に区切りをつけたかった」

 -退任はいつ決断したのか。

 「11月下旬。今までの支持者に相談し、自分の思いを伝えた。その返事をもらって決めた」

 -アスパ高砂の第三セクター保有部分売却は現在進行形の課題だ。

 「来年3月1日に三セクを解散し、イオン関連会社に経営を一本化するのは既定路線。スムーズに進められるように努力している。残余財産を小株主のテナントに優先配分することは特別配慮として考えたが、大株主の中小企業基盤整備機構が反対したので原則にのっとって進める」

 -議会で来年度の当初予算は通常通り編成すると答弁した。

 「新規事業は難しい。骨格予算に近くなる。対外的な関係で行う事業は、議長や議会運営委員会に相談する」

 -今の市政の課題をどう見るのか。

 「山陽電鉄の高架化や、高砂駅周辺の再整備はこれからの作業。播磨臨海地域道路もある。高砂市民病院は負債を解消したが、毎年数億円の補てんが続いている。経営改善、収支改善に取り組んできたが、経営形態まで考える時期にきたと思っている。4月までに方向性だけは付けたい」

 -市長選には市議と商工会議所副会頭の2人が名乗りを挙げている。考えが近い候補者を応援するのか。

 「まだ具体的な政策を聞いていないので分からない。この町をどうしたいかを訴え、市民の選択を受ける。去って行く人間が口を出すのはよくない。後継指名や禅譲は一切考えていない」

 「行政畑出身の市長が続いている。新しい視点でまちづくりを行うのも一つの考え方。経営者の視点から高砂市を運営していくことも考えられる。表明している市議のチラシを見ると、私が取り組んでいることと変わらない部分もある。新しい風が吹き込めばいいと思っている」

 -市長としてどんなまちづくりを描いてきたか。自己評価は?

 「市民の暮らしが良くなり、笑顔があふれるまちをつくりたいと思ってきた。(自己採点の)点数を聞かれてもなかなか答えにくい。できなかったことの方が浮かんでくるので今は満足感はない。選んでもらって良かったと思える市長になりたいと、自問自答の毎日だった」

 -退任後はどう過ごすのか。

 「晴耕雨読。市政は気にはなると思うが、一市民として行く末を見守っていきたい」

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