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講演する「チャンス・フォー・チルドレン」の今井悠介代表理事=加古川市加古川町溝之口、加古川プラザホテル
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講演する「チャンス・フォー・チルドレン」の今井悠介代表理事=加古川市加古川町溝之口、加古川プラザホテル

 東播懇話会(事務局・神戸新聞東播支社内)の11月例会が27日、JR加古川駅(兵庫県加古川市)南側の加古川プラザホテルであった。公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン(CFC)」代表理事の今井悠介さんが「子供の貧困、教育格差を解消するには」の演題で講演した。要旨は次の通り。

     ◇

 貧困による子どもの教育格差をなくすために活動している。学生時代にNPO法人の活動に参加したのがきっかけだが、法人の原点には阪神・淡路大震災の被災児童支援がある。その後、リーマン・ショックや東日本大震災がきっかけとなり、CFCを設立した。

 日本の子どもの相対的貧困率は13・9%。7人に1人が貧困状態にある。生きていくのに困る「絶対的貧困」と異なり、相対的貧困は表面化しにくく、見過ごされやすい。一人親家庭の貧困率の高さも特徴だ。

 世帯年収と学力は相関関係にある。とりわけ貧困によって生じるのは、塾や習い事などの「放課後の教育格差」。この格差で進路選択が不利になり、子どもに剥奪感も生まれる。さまざまな支援制度があるが、CFCは「スタディクーポン」を支給する。子どもは行きたい塾を選び、大学生ボランティアがサポートする。原資は寄付でまかなう。

 貧困家庭の子どもたちが繰り返す「なんで、僕だけ?」という言葉がある。塾や習い事など、みんなにあるのに自分だけない、これが相対的貧困のつらさだ。そこで意欲や希望が奪われると「どうせ、僕なんて」とあきらめてしまう。子どもがあきらめる前に、学ぶチャンスを大人が提供できる社会にしなければならない。(まとめ・広岡磨璃)

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