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但馬地域で2017年11月に目撃されたクマ。子グマとみられる(県森林動物研究センター提供)
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但馬地域で2017年11月に目撃されたクマ。子グマとみられる(県森林動物研究センター提供)
神戸新聞NEXT
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 但馬地域や丹波地域などでこの秋、クマの目撃情報が相次いでいる。主食であるドングリの実りが良くないためとみられ、柿などを求めて人里に現れるケースが多いようだ。兵庫県森林動物研究センター(兵庫県丹波市)によると、クマが好む、ブナ、コナラ、ミズナラの実は、県内で総合的に「凶作」といい、クマへの注意を促している。

 同センターでは毎年、ブナ、コナラ、ミズナラの結実具合を調べている。今年は8月28日から9月10日に、県内や県境の254地点で調査があった。判定は「大豊作」から「大凶作」の6段階。調査結果によると、ブナが「大凶作」、コナラが下から3番目の「並作下」、ミズナラが「凶作」と、3種とも「不作」と評された昨年と同等か、もしくは評価が悪化している。

 ドングリは隔年で「豊作」と「凶作」を繰り返すといわれるが、まれに「凶作」が続く年もある。今年は特に但馬地域が不振で、養父市と鳥取県の県境にある氷ノ山周辺では、ブナの結実が極端に少なかったという。

 同センターによると、今年4~9月末時点、県内のツキノワグマの目撃や痕跡発見の累計件数は438件で、前年同期比20件増。餌が不足する年は、阪神地域や姫路市などでもクマが出没しやすいという。

 クマは本来、臆病な性格で、人間を避けて生活する動物とされる。人間と鉢合わせた際に驚いて攻撃することはあるが、同センターの担当者は「『人食いクマ』は存在しません」と断言する。

 ただ、クマはいったん餌場を見つけるとその場所に執着し、繰り返し出没するようになる。柿などの果実は早めに収穫し、ドッグフードや飼料は、施錠できる屋内に保管するなど、人里に餌場を作らない工夫が必要という。

 担当者は「餌がなければ、クマは絶対に出てこない。特に、道端や人家に近い果樹はしっかり管理し、近隣住民や子どもたちへの被害を防ぐ努力を」と呼び掛けている。(真鍋 愛)

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