但馬

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論文を執筆した谷岡慎一さん(右から2人目)とNPO法人「にほんご豊岡あいうえお」のメンバー=豊岡市昭和町
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論文を執筆した谷岡慎一さん(右から2人目)とNPO法人「にほんご豊岡あいうえお」のメンバー=豊岡市昭和町

 但馬に住む外国人らを支援するNPO法人「にほんご豊岡あいうえお」(兵庫県豊岡市昭和町)の活動について同市市民生活部長の谷岡慎一さん(50)が執筆した論文が、中央大法学部の広岡守穂教授(政治学)編著の書籍「社会が変わるとはどういうことか?」(有信堂刊)に収録され、販売されている。谷岡さんは「外国人居住者が増えつつある現状に、市民が自ら問題を発見し、解決に向けて取り組む姿や意義を広く知ってもらいたい」と話している。(石川 翠)

 現在、同市在住の外国人は人口の約1%。1990年代前半には外国語指導助手(ALT)が大半だったが、その後、国際結婚で若い中国人女性などが目立つようになったという。同法人は2012年、日本人の配偶者として外国から移住した人のために日本語教室を始め、今では生活相談や地域との交流の場を設けるなどさまざまな支援を行っている。

 谷岡さんは政策調整部参事だった際、大学と連携して外国人居住者の調査を担当したことなどから同法人の活動に注目。17年に広岡教授の依頼を受け、地域の課題をテーマに現代社会論の講義を数回行ったことがきっかけで、論文を執筆することになった。

 「日本の内なる国際化-その現状と地域における対応」と題した論文は、国際化への流れや対応などの社会的背景を説明した後、地方都市に焦点を絞り、豊岡市の現状と活動などを紹介。外国人労働者が増える中、受け入れる社会づくりに向けて地方自治体も地域の実情に応じた対応が求められることを述べている。

 メンバーは「外国人には就労先がないなど課題は多い。今後も行政と連携しながら支援を続けたい」と話している。

 書籍は、ジェンダー▽まちづくり▽平和-の3部で構成され、各地の取り組みなどを通して社会がどのように構築されていくのかを論じた全10章を収録。1980円。

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