但馬

  • 印刷
ゲストハウス開設に向けて改装工事をする森恵美さん(左)と岡田圭輔さん=豊岡市千代田町
拡大
ゲストハウス開設に向けて改装工事をする森恵美さん(左)と岡田圭輔さん=豊岡市千代田町

 兵庫県豊岡市に約1年前に移住した森恵美さん(34)と地域おこし協力隊員として活動している岡田圭輔さん(42)が、ふれあい公設市場(同市千代田町)内で立ち飲み店を併設したゲストハウス「ホステルアクト」の3月開業に向けて準備を進めている。築90年を超える木造市場の空き店舗を改装し「地元の人と旅行者が交流できる場所」を目指している。(石川 翠)

 京都市に住んでいた森さんは、地域おこし協力隊員として既に移住していた岡田さんの紹介で2018年春に初めて豊岡を訪れ、街並みに引かれて同年11月に移住。外国人観光客や移住希望者らの案内などをする中で「地元の生活を感じたい」「地域の人と関わりたい」というニーズに応えられる宿泊施設を造りたいと考え、2人でゲストハウスを計画してきた。

 北但大震災直後の1927年に開設された同市場で物件を探し、30年ほど前に閉店した精肉店の空き店舗を紹介してもらった。町屋や木造家屋を手掛ける京都府宮津市の建築士に依頼し、改装工事を始めた。

 ゲストハウスは2階が客室で、ドミトリー(相部屋)と個室2部屋で最大12人が宿泊できる。素泊まりで4千円程度。共用のキッチンやリビングなどがある1階が立ち飲み店のエリアと隣接し、来店者と交流できる。

 消防設備強化の費用をインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を今月31日まで実施しており、出資者には宿泊券や街歩きツアー招待などの特典がある。既に目標110万円の9割が集まったという。

 森さんは「地元の人たちにも楽しみにしてもらえている。“よそ者”の自分が旅行者との間を取り持ち、新しい人の流れができるようになれば」と話している。

但馬の最新
もっと見る