但馬

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雪が積もるのを待つ「かまくら製造機」=たじま高原植物園
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雪が積もるのを待つ「かまくら製造機」=たじま高原植物園
雪一面の銀世界と但馬牛のバーベキューが楽しめる「かまくらレストラン」=2019年2月、たじま高原植物園(同園提供)
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雪一面の銀世界と但馬牛のバーベキューが楽しめる「かまくらレストラン」=2019年2月、たじま高原植物園(同園提供)
雪が降らずにオープンが遅れている但馬牧場公園スキー場=新温泉町丹土
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雪が降らずにオープンが遅れている但馬牧場公園スキー場=新温泉町丹土

 たじま高原植物園(兵庫県香美町村岡区和池)で雪景色を満喫しながら但馬牛のバーベキューを楽しめる「かまくらレストラン」が雪不足のため、営業を開始できずにいる。昨年12月22日を予定していたが、オープンできずに年を越すのは開設6シーズン目で初めて。運営会社は「こんなに雪が降らない年は記憶にない」と困惑している。

 大阪管区気象台によると、近畿の日本海側(豊岡、舞鶴、彦根)の12月降雪量は0センチ(1センチ未満)で、1961年の統計開始以来最少。但馬では兎和野高原(同町)で12月に計20センチ、1月には2センチが観測されたが、豊岡、香住、和田山は0センチだ。

 「かまくらレストラン」は2014年12月、同園を運営する「むらおか振興公社」が冬場の豪雪を活用しようと始めた。

 1年目は雪だけで10基を設置。内部にテーブルと椅子を置いてバーベキューを提供したが、暖かい日が続くとつぶれるため、2年目からは、建築士の資格を持つ同社社長の田丸明人さん(63)が天井と床を11本の柱でつないだ「かまくら製造機」(高さ約2メートル)を考案した。木枠の外側に雪を詰めて固め、中の壁板を抜けばかまくらが完成。今季は木枠付きと雪のみのかまくらを5基ずつ造る予定だった。

 しかし、夜も気温が高いため、降った雪が解けてしまう。近年は京阪神やアジア圏などからの利用客が千人を超えるが、これまでに入った約20件の予約がキャンセルされた。営業は3月22日までの予定で、田丸さんは「雪がこのまま降らないことはないと思っているが、地球規模で環境がおかしくなっているのでは」と弱り顔だ。

 スキー場でも雪不足の影響は深刻。但馬でオープンするのは人工雪の3カ所のみで、降雪を待つ8カ所が遅れたままだ。

 但馬牧場公園スキー場(新温泉町丹土)は、12日間の営業しかできず利用客が過去最低の約700人にとどまった昨シーズンも下回る見込み。支配人の坂本博和さん(51)は「開業50年近い歴史で、営業できなったシーズンは記憶にない。雪が降ることを願うばかり」と話している。(金海隆至)

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