但馬

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水揚げされたズワイガニがずらりと並び、仲買人らの声で活気づく初競り=津居山港(撮影・金海隆至)
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水揚げされたズワイガニがずらりと並び、仲買人らの声で活気づく初競り=津居山港(撮影・金海隆至)

 本格的なカニシーズン到来-。冬の味覚、ズワイガニの漁が解禁された6日、兵庫・但馬各地の漁港を出た沖合底引き網漁船計46隻が日本海で操業を始めた。波の穏やかななぎに恵まれ、帰港した漁船は早速、大きく育ったマツバガニ(雄)やセコガニ(雌)を荷揚げし、港は初物を求める仲買人らで活気づいた。

 津居山港(豊岡市)からは、大型船7隻が5日正午に隠岐諸島北方沖へ、中小型船7隻が同日午後9時半ごろに但馬や丹後半島沖の漁場へと出港した。夜の出港式では集まった船員や家族らを前に、中貝宗治市長が「カニ漁は希望であり期待。その漁獲が但馬の冬を支えている。皆さんの活躍を大いに期待している」と激励した。

 6日には中小型船7隻が帰港。午前10時ごろ、一番乗りで姿を見せた「第五天祐丸」(40トン)は、マツバガニ約150匹、セコガニ約3千匹を水揚げした。県但馬水産技術センター(香美町)の予測では、解禁直後の漁獲量は前季並みかやや下回るとされており、船主の瀬渡昌行さん(74)は「初日は昨年の半分程度かな。(2航海目に)折り返してからが勝負」と表情を引き締めた。

 丹後半島沖の漁場まで約2時間と近く、高い鮮度を誇る「津居山かに」。「豊津丸」(40トン)の船員木下陽平さん(28)はマツバガニを選別しながら「中小型(船)の自慢は鮮度。大型には負けない自信がある」と力を込めた。(金海隆至)

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 ズワイガニ漁が解禁された6日、但馬の各漁港で初競りが行われた。津居山港(豊岡市)では午後1時から約3・9トンが競りにかけられ、事前に品定めを済ませた仲買人たちが、競り人の威勢の良い声を合図に素早く競り落としていった。

 仲買人の船谷晃一さん(62)=豊岡市津居山=は「今年も質の良いカニが手に入った。待ちわびているお客さんに早く届けたい」と話した。

 県但馬水産事務所によると、解禁日は但馬から出港した沖合底引き網漁船46隻のうち31隻が帰港。各漁港のマツバガニ(雄)1匹の最高値は、津居山=6万5千円(前年4万円)▽柴山=6万9千円(同108万8880円)▽香住=3万8千円(同7万円)▽浜坂=300万円(同33万円)-だった。(末吉佳希)

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