但馬

  • 印刷
新しい飼育ケージの前でテープカットをする関係者ら=豊岡市祥雲寺
拡大
新しい飼育ケージの前でテープカットをする関係者ら=豊岡市祥雲寺
コウノトリの野生復帰について学術的な観点から話し合う登壇者たち=豊岡市大手町、市民プラザ
拡大
コウノトリの野生復帰について学術的な観点から話し合う登壇者たち=豊岡市大手町、市民プラザ

 コウノトリの野生復帰事業の拠点となる兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)が開園から20周年を迎え、同公園などで2日、記念式典やシンポジウムなどが行われた。新しい飼育ケージのお披露目もあり、集まった関係者らが節目を祝った。

 同公園は1999年、国内で一度絶滅したコウノトリを復活させようと開園した。順調に増え続けたコウノトリは現在、野外に約180羽が暮らしており、県外にも繁殖地が広がっている。

 飼育コウノトリが間近に見える会場で行われた式典には約120人が出席。江崎保男園長が「保護活動は半世紀前から続いており、苦難の時代を経て今に至っている。今後もコウノトリの未来に向かって突き進みたい」とあいさつした。

 校庭に人工巣塔がある三江小学校(同市庄境)の児童約60人が「コウノトリの唄」を元気に合唱した。

 続いて新ケージのお披露目式があり、関係者らがテープカット。保護活動開始時に最初に造られた「約束のケージ」をモデルとしたドーム型で、出席者が見守る中、ペアの2羽が放たれた。

 シンポジウムでは、同公園の研究者らが本格的な野生復帰に向けて課題や展望を議論。文化庁の天然記念物担当の江戸謙顕文化財調査官は「無農薬・減農薬農法の普及など、他の天然記念物保護活動の象徴的な取り組み」と評価した。

 パネル討論では、餌となる生き物がさらに増えるように環境を整えていくことや、人工物による負傷事案に対応していくことなどが話し合われた。(石川 翠)

但馬の最新
もっと見る

天気(12月16日)

  • 14℃
  • 5℃
  • 10%

  • 14℃
  • 0℃
  • 0%

  • 15℃
  • 4℃
  • 10%

  • 14℃
  • 3℃
  • 10%

お知らせ