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8月末で閉館する見通しとなった赤穂情報物産館=赤穂市加里屋
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8月末で閉館する見通しとなった赤穂情報物産館=赤穂市加里屋

 兵庫県赤穂市の中心市街地にある観光情報発信拠点の一つ、赤穂情報物産館(同市加里屋)が8月末で閉館する見通しであることが分かった。同館を運営する赤穂観光協会と同協会に補助金を出している市が閉館の方針を固めた。観光振興組織(地域DMO)の設置を進めるため、情報発信拠点はJR播州赤穂駅2階の観光情報センターに一本化する。

 赤穂情報物産館は2011年度に開館。空き店舗を生かし、当初は国の補助を受けて赤穂商工会議所と地元の花岳寺通商店街が運営した。国の補助が切れ、運営が困難になったため、赤穂観光協会が商議所から運営を受け継いだ。

 忠臣蔵ゆかりの息継ぎ広場の南隣に位置し、鉄骨造り3階建て。1階は塩味まんじゅうなど特産品の販売、赤穂緞通や赤穂雲火焼の展示を行い、観光案内も担ってきた。2階は忠臣蔵関連の展示に加え、観光ボランティアガイドの拠点としても活用。入館者は1万4千人前後で推移し、19年度は1万6千人だった。

 だが、販売による収益などでは赤字を穴埋めできない状態が常態化。赤穂観光協会は毎年、家賃と人件費など計400万円の補助を市から受けてきた。

 一方で、日本遺産に認定された北前船寄港地や製塩に関する歴史文化を観光や地域活性化に生かそうと、市は地域DMOの設置を進める。観光協会と市は「業務を見直し、地域DMOなどに注力する中、運営の見直しが必要と判断した。観光情報発信拠点が比較的近い場所に2カ所あり、必要性を疑問視する意見もあった」としている。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、赤穂情報物産館は臨時休館している。(坂本 勝)

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