三田

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雨で輝く梅花と今にもほころびそうなつぼみ=2020年1月27日、天神公園
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雨で輝く梅花と今にもほころびそうなつぼみ=2020年1月27日、天神公園
最高気温15・7度を記録した今年1月8日正午ごろの天気図。大陸の高気圧が日本列島に張り出していないことが分かる(気象庁ホームページより引用)
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最高気温15・7度を記録した今年1月8日正午ごろの天気図。大陸の高気圧が日本列島に張り出していないことが分かる(気象庁ホームページより引用)
神戸新聞NEXT
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 4日は立春。全国的に暖冬傾向になる中、兵庫県内で最も冷え込む日が多いとされる同県三田市でも暖かい日が続き、今年1月の月間平均気温が過去最高となる5・5度を記録した。これまで1位だった1989年の4・8度を0・7度も更新し、市内では例年より2週間も早く梅の花が開いて春を感じさせている。うららかな日を浴びて野菜もすくすく育ち、出荷量が増えた分、価格は下がり消費者を喜ばせているが、農業関係者は悲鳴を上げている。(門田晋一)

 気象庁の統計で1月の月間平均気温について過去10年分を見ると、なだらかに温暖化していることが分かる=グラフ。2011年の0・2度から年々暖かくなり、15年の3・0度をピークに落ち着きつつあったが、18年以降は再び上昇に転じ、今年は一気に上がった。

 今年1月は24時間平均気温が5度以上となった日が計14日もあり、1989年と比べても4日多い。今年は24時間の最高気温が10度以上になったのも18日あり、こちらも7日多かった。

 神戸地方気象台によると89年と今年の暖かさはいずれも寒気をまとった大陸からの高気圧が日本列島上空に張り出さなかったことが原因という。ただ、89年は下旬に寒気が強まり、28日の24時間平均気温が氷点下0・6度になるなど一気に冷え込んだ。一方で今年は気圧配置が一時冬型になりながらも長続きせず、一向に寒くならなかったという。

 街中にはもう春が訪れている。1月20日ごろには、大川瀬の東条川沿いに続く梅並木が開花。ほぼ同時期に三田天満神社と、隣の天神公園(いずれも天神3)でも計80本の白やピンク色の梅花が開き始めた。生田真宮司(58)は「例年の開花は2月半ばなので、2週間ほど早い。こんなに早く春が来たら、夏はどれだけ暑くなるのか」と不安げだ。

 農家への影響も出始めている。JA兵庫六甲によると、既にハクサイやキャベツの店頭価格が下がりだし、市内に生産者が多いイチゴやホウレンソウも今後、市外の産地と低価を競う状態になりかねないという。ハウス栽培は暖かさの影響で空調設備の燃料代が少々浮いたとはいえ、JAの担当者は「削減効果は微々たるもの。とにかく怖いのは野菜の収入が減ることだ」と話した。(門田晋一)

【三田市域の冷え込み】三田市は周囲を500メートル以上の山岳に囲まれた「三田盆地」の中にあり、冷気が逃げにくい上、六甲山に阻まれて瀬戸内海からの暖かい空気も流れ込まない。さらに冬型の気圧配置になると日本海側からの寒気が、北部の山岳で雪を降らせた後、水分を失った冷たい「空っ風」になって三田に吹き付けるため、一層冷え込みやすいとされる。

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