三田

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市が貸し出す認知症高齢者の見守り用GPS端末=三田市役所
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 徘徊する認知症高齢者を早期発見するため、兵庫県三田市が無料で提供する制度への登録が低迷している。衛星利用測位システム(GPS)を使って居場所を発見する仕組みで、三田市が2000年度から募集するが、登録は約50件にとどまる。19日には三輪2のJR宝塚線で、近くに住む認知症とみられる男性(74)が快速電車にはねられて死亡する事故があった。市は制度の周知に力を入れる。(高見雄樹)

 GPS端末は約4センチ四方、厚さ1センチで重さは30グラム。首から提げたり、お守り袋に入れたりして高齢者が家を出る時には常に身に着けてもらう。1回の充電で16日間続けて使用できる。市内に住み、在宅で要支援・要介護認定を受け、徘徊症状が週に1回以上ある人が対象になる。

 高齢者の行方が分からなくなった際、家族はスマートフォンで位置を把握できるほか、特定のエリアへの出入りをメールで受信することもできる。機器の初期設定と2年に1回のバッテリー交換にそれぞれ約6千円、月額約700円の使用料は全て市が負担する。

 制度は00年度に始めたが、端末が大きかったこともあり、利用は数件で推移した。16年10月から現在のミマモルメ(大阪市)と契約し、一気に約50件に。端末を内蔵できる専用の靴などもあり人気だが、これ以上の伸びはない。

 今月19日、JR宝塚線三田-新三田間の線路上で男性が電車にはねられて亡くなった事故では、男性は認知症で徘徊の症状があったとみられている。

 市いきいき高齢者支援課によると、65歳以上の約15%に認知症の症状があるとされ、市内では約4千人に上ると推測される。同課は「GPSを必要とする人は潜在的に多くいるはず。この見守り装置で大事に至らずに済んだ例もあるので、ぜひ利用してほしい」としている。

 サービスを提供するミマモルメは阪神電気鉄道の子会社で、子ども向け見守りサービスの国内大手。高齢者向けでも三木市や西宮市、猪名川町など県内で7市町、全国では約50の自治体が導入している。

 同課TEL079・559・5070

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