三田

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ホップアップするピンポン球のような街灯=中町
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ホップアップするピンポン球のような街灯=中町
道を挟んで街灯が並ぶ商店街
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道を挟んで街灯が並ぶ商店街
神戸新聞NEXT
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 ものすごい速さで飛んでいく白と黄色のピンポン球が激しくホップする様子を連続写真で撮影した…という訳ではない。

 正体は市道三田駅前線こと通称「駅前通り」の約150メートル区間を挟む三田中町商店街(兵庫県三田市)の街灯だ。レトロでぬくもりのある21基の明かりが、行き交う人々を照らす。商店街を駅側から見ると、武庫川に架かる「相生橋」へ緩やかに上る坂道が街灯の高さを変えて不思議な光景をつくっている。

 三田市史によると、駅前通りがある一帯はかつて田園地帯だった。もともと三田のにぎわいの中心は、武庫川の対岸で「有馬温泉の奥座敷」とも呼ばれた花街の「新地」だった。そこに明治後期に私鉄の阪鶴鉄道が今のJR三田駅周辺に駅をつくって少しずつ駅側に街並みが形成され、一直線に伸びる道が完成して駅前通りの原型となった。

 三田駅を起点に通りを歩くと商店街に差し掛かり、化粧品店、薬局、パン屋、衣料品店…とまさに「三田の台所」。「盛り場」としての側面もあり、日が暮れると飲食店の赤ちょうちんがともり、頬を赤らめた酔客が上機嫌にそぞろ歩きする。

 三田駅前ではA~Dの4ブロックに分けた再開発が進み、残る工事は、駅から商店街の手前に至る「Cブロック」のみ。2025年までに商業ビルや570戸の高層マンションが建設される見通しだ。駅前の活気が商店街にもつながり、ピンポン球のように心弾む街になってほしい。(門田晋一)

【三田中町商店街の街灯】三田中町商店街協同組合が県と市の助成を受け、約20年前に老朽化した街灯をリニューアル。道の両側には10メートルおきに計21基を設置し、明るさは従来の1・5倍になった。

 三田特有の視界を遮る濃い霧に対応するためにオレンジ色のランプを付けて視認性を高めているという。当時の工事で、歩道もカラー舗装され、現在も赤色の路面が目を引く。

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