三田

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雑木林を開拓して作り上げた敷地。今も未完成で「終わりはない」という
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雑木林を開拓して作り上げた敷地。今も未完成で「終わりはない」という
頭の中で構成を考え、即興でブローチを作る藤田大輔さん=ラボラトリオ
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頭の中で構成を考え、即興でブローチを作る藤田大輔さん=ラボラトリオ
トランペットやギターがあしらわれたブローチ=ラボラトリオ
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トランペットやギターがあしらわれたブローチ=ラボラトリオ
木工で作ったゾウやサイの形をしたプランター=ラボラトリオ
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木工で作ったゾウやサイの形をしたプランター=ラボラトリオ

 まるで森の秘密基地-。兵庫県三田市小野に広がる雑木林の一角に10月、木や金属で作った雑貨を販売するお店がオープンした。大阪府豊中市に暮らしていた夫妻が約20年前から雑草や竹を払い、買い物と自然散策を楽しめる空間に仕上げた。「開拓って夢があるじゃないですか」。3年前に移り住み、三田の新スポットとして地域を盛り上げたいと願う。(山脇未菜美)

 藤田大輔さん(64)と、妻の佳代子さん(66)が開いた「ラボラトリオ」。大輔さんは千葉県出身で、大阪芸術大でデザインを専攻。26歳から大阪の広告プロダクションで働き、農機具メーカー「クボタ」やスポーツ用品メーカー「ミズノ」などの広告を手掛けた。

 三田にゆかりはなかったが、佳代子さんの兄が千丈寺湖のほとりに雑木林を持っていると聞いて夫婦で訪ね、大輔さんに遊び心がむくむくと湧いた。「山を見ると遠足気分になる。ゼロから土地を開くってインディアンみたい」

 週末は夫婦で手ばさみを持って通った。伐採、整地をした後に小屋を建て、改修と増築を重ねながら敷地内に道、石段を整備。畑を耕して食材を育て、落ち葉を堆肥にする小屋も置いた。3年前に近くの民家に引っ越した後に退職し、自慢の空間を見渡せる「お立ち台」と名付けた展望台までつくりあげた。

 店を出すつもりはなかったが、学生時代から小物や家具を作るのが好きだった。退職後にフリーマーケットに出すとファンが増え、昨年に雑貨販売を思い立った。店内にテーブルを置き、くつろぎながら棚の小物を眺められる。人気なのが、即興で作る針金のブローチだ。名前を聞くと約10分でアルファベットの一筆書きにデザインして完成。語尾にハートやネコ、独自のデザインを入れ、お客さんの驚く顔を見るのがうれしい。

 開拓初期は地元で不思議がられたが、店を通じて知り合いが増え、大輔さんは今や自治会長も担う。11月に初開催した「小野区民文化祭」に携わり、絵画や手芸、写真など多彩な技術を披露し合って盛況だった。

 開拓から出店、地域活性化へ-。2人は「いろんな出会いがあり刺激的。小野の魅力を若い人に知ってもらいたい」と夢を広げる。

 水、木曜は定休で臨時休業もある。午前10時~午後4時。ブローチは500円と800円。コーヒーや紅茶を200円で販売。ラボラトリオTEL090・2065・8025

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