三木

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年代の特定につながる凝灰岩が見つかった潜水橋付近=三木市与呂木
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年代の特定につながる凝灰岩が見つかった潜水橋付近=三木市与呂木

 兵庫県三木市は、市内にある神戸層群が約3620万年前に形成されたことが分かった、と発表した。市史編さんの調査過程で、自然・環境に詳しい専門委員が、同市与呂木で地層の一部である凝灰岩を発見。かつては約1500万年前の形成という説もあったが、岩石のサンプルからより正確な年代が明らかになった。(井川朋宏)

 神戸層群は神戸市や同県三田市にも連なるが、三木市南西部はこれまで、他の研究機関でもあまり調査されていなかったという。

 今回、元中学校長で三木市史の専門委員、坂口隆康さん(72)=同県小野市=が3月、火山灰などが固まった凝灰岩の分布などを調査中、美嚢川の潜水橋(三木市与呂木)付近で岩石を確認した。厚みがあり、市街地の三木地区など広範囲にわたって分布することが分かったため、5月に2カ所でハンマーを使って岩石を削り取り、蒜山地質年代学研究所(岡山市)に分析を依頼した。

 6~9月、同研究所が鉱物「黒雲母」などを取り出し、放射性物質を用いて調査をした結果、年代が判明した。

 一方、神戸層群のうち三田市については、1988年、同様の方法による研究員の調査で、約3680万年前とする発表があったという。

 同市の地層区分は、三木市より下部にあることから坂口さんは「約30年前の三田の調査が正しいことが立証された」と語る。さらに、「酒米山田錦やブドウといった三木の特産物を支える土壌は粘土質だが、その元になった凝灰岩がこうした年代にまでさかのぼることが分かった」と意義を強調している。

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