三木

三木山森林公園の四季(3)クサギ

2019/09/17 05:30

 昭和30年代の里山環境を復元しようと職員らが立ち上がった三木山森林公園(兵庫県三木市)。外来種を駆除し、芝生広場をかつての草原に戻す取り組みなどが奏功し、カヤネズミやニホンアカガエルといった多様な生物が定着した。四季折々の原風景にいぶく命をファインダー越しに紹介する。

■クサギ 葉をもむと独特の香り

 真夏に咲く白いかれんな花は、まるで五山の送り火の「大」の字のよう。三木山森林公園(三木市福井)内に広く自生するクサギ。秋には青い実を付けてその回りを赤い「がく」が包み、姿を大きく変える。

 独特の臭いがその名の由来。案内してくれた樹木医の梅木伸一郎さん(66)が、葉をちぎってもむと、「嗅いでみてください」と記者の目の前に差し出した。

 事前に由来を聞いていた記者は反射的に顔をゆがめたが、徐々に香ばしい匂いが漂うことに気付く。「ポップコーンのようだという小学生もいました。由来はともかく、私もそんなに嫌な臭いではないと思います」と梅木さん。名は体を表さないこともあるようだ。(大橋凜太郎)

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