三木

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 兵庫県三木市議選では投票率が初めて5割を切った。過半数の有権者3万5043人が4年に一度の投票の機会を逃したことになる。これでは、身近な存在であるはずの市議会にも市民の声が反映されるのか疑問だ。

 前回とほぼ同じ顔ぶれに落選者は1人という事情で盛り上がりに欠けたのは事実だ。現職の中には「選択肢を示せていない責任を痛感する」との声もあった。

 一方、有権者も、せめて選挙中だけでも市の今後を考える機会を持つ必要があったのではないか。関心を向ける姿勢がなければ、市政は知らぬ間に思いと違う方向に進むかもしれない。

 投票所で出会った男性が選んだ基準を「人柄や政策は分からないが、(選挙カーなどで)聞いた名前に入れた」と話したことに驚いた。それでも、足を運んで投じた1票に変わりはない。一人一人が持つ権利の重みを、いま一度考え直したい。(井川朋宏)

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