三木

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昨夏の豪雨被害を経て、咲いた桜をめでる「うすずみ桜想会」の会員たち=志染の石室駐車場
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昨夏の豪雨被害を経て、咲いた桜をめでる「うすずみ桜想会」の会員たち=志染の石室駐車場

 昨年7月の西日本豪雨で被害を受けた兵庫県三木市志染町窟屋の史跡「志染の石室」付近の斜面で、今年も淡墨桜約10本が開花し、見頃を迎えている。この史跡と周辺は土砂崩れが起き、いまだに立ち入り禁止が続く。桜を植栽、管理する市民グループ「うすずみ桜想会」は夏以降は手入れができず、開花は例年の半数強にとどまったが、高さ10メートル級の桜をはじめ力強く咲き誇っている。(井川朋宏)

 日本書紀などによると、志染の石室には、皇子2人が争いから逃れて一時隠れ住んだという伝説が残る。同会は三木市制50周年を記念して2004年、その伝説と縁がある淡墨桜の名所、岐阜県本巣市の苗木を植栽した。

 同会会員はこれまで月1回程度、約20本の桜周辺で草を刈り、肥料を与えるなどしてきた。ところが、昨夏の豪雨で、桜3本が斜面から根ごと滑り落ちた。14年の市制60周年を記念して、志染小学校児童が植えた木も含まれ、今もそのままになっているという。

 それでも、一部の桜は3月下旬から開花した。同会に発足から関わる女性(75)=三木市=は「子どものように育ててきたので、被害を見て涙が出そうになった。一部でも咲いたことには感激した」と話す。会長の西山丹子さん(74)=同市=は「これからも世話を続けて、被害に遭った桜も咲かせたい」と希望をつなぐ。

 見頃は今月上旬まで。同史跡無料駐車場から眺めることができる。

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