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出陣式で支援者らと拳を突き上げる候補者。地域での遊説は1日限りとなった=三木市福井
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出陣式で支援者らと拳を突き上げる候補者。地域での遊説は1日限りとなった=三木市福井
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 29日に告示された兵庫県議選で、北播磨地域の5選挙区(定数各1)の全てで自民公認または推薦の現職が無投票当選した。全選挙区で“無風”となったのは戦後初めて。全国的にも41道府県で、総定数に占める無投票当選の比率が過去最高の26・9%に。当選者や有権者からは冷静な受け止めがある一方、議員のなり手不足や県政への危機感を口にする声が目立った。(まとめ・井川朋宏)

 長年の実績を掲げたベテラン議員らは前向きに捉えた。西脇市・多可郡選挙区で4選の内藤兵衛氏(60)は「対抗馬が出ない点を含め、4年間の評価として信任された」と受け止める。西脇市と多可郡の選挙区が統合された8年前、現職同士で争った経緯もあり、当選の安堵感もあるという。小野市選挙区で7選中4度目の無投票となった藤原昭一氏(73)も「市民と膝を突き合わせてきた成果」と語った。

 一方、三木市選挙区で2017年の補選に続き再選し、選挙戦を経験していない村岡真夕子氏(40)は「県政は国政や市政に比べ発信力、浸透力が弱い。自身の思いを知ってもらい、有権者も県政を考える貴重な機会なのに」と悔しがる。議員のなり手不足にも触れ「地域への問題意識が低下し、地域のために(議員として)動かなければと考える層が薄くなっているのでは」との不安を漏らした。

 多くの当選者に共通するのは、政策の論戦を通じ、広く有権者の声を聞く場を失った懸念だ。28年ぶりの無投票となった加西市選挙区で再選した大豊康臣氏(64)は「有権者の思いを確かめられない面はある」。加東市選挙区で4選の藤本百男氏(65)も「施策への反対の声があれば生かしたいが、意見が分からない。より重い責任を感じる」と明かす。2人は「今後いっそう有権者の意見を聞かなければ」と口をそろえる。

 有権者からは、改めて選挙戦の必要性を強調する声が上がった。加西市の主婦(51)は「選挙があればいろいろな意見が出る。選択肢がある方がいい」と指摘する。加東市の自営業女性(62)は「対抗馬が出ることで新しい風が吹き、選挙戦で(候補者同士が)互いに鍛え合える。いろんな政策も聞くことができ、有権者にとっても充実した期間になったと思う」と話した。

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