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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マンションが独自に設置した「危機対応室」=神戸市長田区上池田3
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新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マンションが独自に設置した「危機対応室」=神戸市長田区上池田3
マンション内の消毒を徹底=神戸市長田区上池田3
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マンション内の消毒を徹底=神戸市長田区上池田3

 新型コロナウイルスの感染防止策を住民ぐるみで進めようと、神戸市長田区上池田3のマンション「高取台サンハイツ」管理組合法人が、危機対応室を立ち上げた。住民に消毒液を無料で配布し、マンション内を丹念に消毒。感染者が発生した場合は、住民同士が情報を共有し、早期に封じ込めができるよう一致団結したいとしている。(小谷千穂)

 同マンションは、82世帯約170人が暮らす。70歳以上の住民宅を毎日訪問する「高齢者等見守り活動」を続けるなど、住民同士のつながりは強い。

 緊急事態宣言の下で外出自粛が求められるが、マンション内での一定の接触は避けられない。管理組合には14人の理事がいるが、うち6人で危機対応室を設置した。会議は少人数で必要に応じて行い、決定事項は電話やメールで全役員に伝えるなど「3密」を避けて活動を続ける。

 危機対応室のメンバーは管理人と協力してエレベーターのボタンや手すりを1日1回消毒し、エレベーター「1人乗り」運転を提案するチラシを貼った。家庭内の除菌作業を各自ができるように、毎日午前10時から30分間は、多目的室を開放して500ミリペットボトル1本分の消毒液を無料で配布している。

 管理組合は、感染者や濃厚接触者情報の取り扱いに悩んだ。感染防止に情報共有が欠かせないが、差別や偏見を生む危険もある。そこで全世帯アンケートを行い、多くの理解を得た上で情報共有することにした。

 感染者が出た場合は各戸配布のビラで連絡。名前などは伏せ、居住する階や感染場所を示し、住民が協力して感染拡大を防ぐ。情報はマンション外に出さないようにしているといい、危機対応室長の三ケ本(みかもと)義文さん(77)は「住民の皆さんの信頼と支援協力、一致団結をお願いしている。1人も感染者、犠牲者を出さない覚悟で進めたい」と話している。

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