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在庫品活用し、新生児に贈り物 F・O・インターナショナル

2020.01.24
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赤ちゃんが生まれた家庭に贈る「スマイルベビーギフト」。肌着や靴など5、6点を詰め合わせた=神戸市中央区磯上通7

赤ちゃんが生まれた家庭に贈る「スマイルベビーギフト」。肌着や靴など5、6点を詰め合わせた=神戸市中央区磯上通7

 子ども服のF・O・インターナショナル(神戸市中央区)は、自治体と協力して、新生児が生まれた家庭に赤ちゃんの衣料品などを詰め合わせた「スマイルベビーギフト」を贈る取り組みを始めた。顧客層へ確実に届くことから、ブランドのイメージや認知度の向上に向けた新たな手法として注目を集めそうだ。将来的には異業種企業の協力も視野に入れる。(中務庸子)

 2019年度に、大阪府四條畷市と連携協定を締結した。同社は余剰在庫などを活用し肌着や洋服、帽子など500人分、約3千点を無償で提供。同市の職員が性別や季節などに合わせて3~5点(6千~1万円相当)を選んで箱に詰め、保健師訪問時などに各家庭に手渡している。

 同年度に和歌山県有田市とも連携し、20年度には大阪府寝屋川市でも始める。3市で計約2200人に提供する計画。箱には割引券付きのチラシを同梱(どうこん)し、PRにもつなげる。

 ベビーギフトはフィンランドが発祥で、同国では妊娠中の女性に国から新生児用品の詰め合わせが贈られる。この取り組みを知った同社CSR室長の達家(たつか)善継さんが、民間で実現できないかと考えた。

 現在は単独で実施しているが、今後、粉ミルクや紙おむつ、おもちゃなどのメーカーの参加を期待する。同社の小野行由社長は「赤ちゃんを歓迎する社会づくりを企業も担えればと考えた。心のこもったギフトがきっかけで商品の購買につながれば、なおうれしい」と話している。