ひょうご経済プラスTOP 経済 出張禁止や自粛、現地では体温チェックを義務づけ 新型肺炎で日本企業

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出張禁止や自粛、現地では体温チェックを義務づけ 新型肺炎で日本企業

2020.01.23
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 中国湖北省武漢市で発生した新型肺炎の感染拡大を受け、兵庫県内をはじめとする日本企業に、現地への出張を控えたり、マスク着用など予防策の徹底を従業員に求めたりする動きが広がっている。

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は、感染が拡大している武漢市への出張を禁止。中国の他都市へ出向く際にも、現地でマスク着用を促す注意喚起を行った。産業用ベルト大手の三ツ星ベルト(同市長田区)も、中国への不要不急の出張を控えるよう通達。出張時には病人や野生動物との接触を避けるよう促した。帰国後も、体調が悪ければ速やかに医療機関を受診するよう呼び掛けた。

 武漢市に船舶部品の製造・販売子会社がある川崎重工業(同市中央区)は、現地従業員に感染者がいないことを確認。武漢市への出張を中止または延期するよう求め、中国出張の際には市場に近づかないよう周知した。

 住友ゴム工業(神戸市中央区)は、中国のタイヤ2工場が22~31日、春節のため操業を停止する。連休明けに、現地駐在員を含む全従業員に出社後の体温チェックを義務づけ、高熱が出た人に対しては、病院の受診を指示するという。

 中国4カ所に製造・販売拠点を構えるバンドー化学(同)は23日、中国出張の際のマスク着用を通知。本社や工場が神戸・関西の両空港に近いため、24日からの春節(旧正月)大型連休で訪日客が増えることを想定し、通勤時などにもマスク着用などの感染予防策を取るよう求めた。(横田良平、大島光貴)