北播

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箱詰めされてきた刃物と対価のアマナツミカンや米=ムジュン・ワークショップ(シーラカンス食堂提供)
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箱詰めされてきた刃物と対価のアマナツミカンや米=ムジュン・ワークショップ(シーラカンス食堂提供)
はさみを研ぐ藤田純平さん=ムジュン・ワークショップ(撮影・笠原次郎)
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はさみを研ぐ藤田純平さん=ムジュン・ワークショップ(撮影・笠原次郎)

 兵庫県小野市西本町の播州刃物職人育成工場「ムジュン・ワークショップ」が、刃物を研ぐ対価として米や野菜、果物などの農産物をもらう「物々交換サービス」を始めた。多様な刃物が持ち込まれて職人が腕を磨ける上、農産物が生活のたしにもなる。インターネットで4月下旬から募集したところ、包丁や剪定(せんてい)ばさみとともに、報酬としてオレンジや米が送られてきている。(笠原次郎)

 同工場には、鍛造に使う大型ハンマーや火をおこす小型の炉、研磨機などがそろう。20~40代の若手職人3人が、ベテランの指導を受けながら腕を磨く。その一人、藤田純平さん(28)=姫路市=は田舎暮らしをした時に、魚や山菜のお礼に刃物を研いであげたところ、とても喜ばれたことから物々交換を思い付いた。

 利用者は研いでほしい刃物と対価となる農産物を箱に入れて送る。何をどのぐらい送るかは同工場運営会社のホームページ(HP)「シーラカンス食堂オンラインストア」にある価格表(千~2500円)を参考にするが、基本的には利用者に任されている。工場側は、研ぎ直したはさみなどを利用者に返送。行きの送料は利用者が、帰りの送料は工場が負担する。

 藤田さんは4月下旬、和歌山県から届いた剪定ばさみ1丁を研ぎ、オレンジ5キロをもらった。

 藤田さんは「ハンターナイフなど初めて見る刃物もあって勉強になった。ネットを通じて全国の味覚に親しめるのも魅力。刃物の使い手と作り手の交流からより良い商品が生まれるかも」と期待する。

 送り先などは、HP「シーラカンス食堂オンラインストア」の「ムジュン・エクスチェンジ」で確認できる。近場の場合は野菜などを持ち込むことも可能。シーラカンス食堂TEL0794・63・2265

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