北播

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店を切り盛りしてきたリーダーの田中喜美子さん(左)とスタッフの市橋美智子さん=コミュニティレストラン陣屋
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店を切り盛りしてきたリーダーの田中喜美子さん(左)とスタッフの市橋美智子さん=コミュニティレストラン陣屋

 地域住民の手で運営されている兵庫県小野市王子町のコミュニティレストラン陣屋が、3月末に閉店する。隣接する市役所の移転に伴い、入居するコミセンおのが取り壊されるためだ。2007年のオープン以降、約38万人が利用し「地域の憩いの場」として定着。地元産の米と野菜にこだわってきた同店には、閉店を惜しむ声が数多く届いている。(笠原次郎)

 小野地区地域づくり協議会が07年、県民交流広場事業の助成金2600万円を元手に開業。地元の男女14人がスタッフとなり、山田錦米や小野産小麦「ふくほの香」を使った「陣屋御膳」を提供した。コミセンおので活動する陶芸団体が作った食器を使い、絵画サークルが店内に絵を飾った。

 1日に100人が訪れるなど繁盛し、1年目に3千万円を売り上げたが、人件費がかさんで黒字化に苦労した。同協議会の現会長で当時は副会長だった貝原一さん(72)=小野市=は開業5年を前に営業継続の是非をスタッフに尋ねた。オープン時から勤めるリーダー田中喜美子さん(71)=同市=は「お客さんがたくさん来ている。もう少しやってみたい」と答え、存続が決まった。

 地元産の米や野菜を使う日替わりランチが店の看板メニューに成長し、常連客も増えた。主婦業から転身した田中さんは「笑顔を絶やさず、地域住民の憩いの場に」と心掛ける一方、利用の少ない時間帯の人員を減らして効率化も図った。貝原さんの発案で店の個室をお見合いする男女に貸した時期もあり、交際したカップルも現れたという。

 3月1日からは感謝の気持ちを込め、食事をした人にコーヒーを振る舞う。田中さんは「最後までスタッフみんなで明るく、楽しくやっていきたい」と話す。無休。午前9時~午後5時。同店TEL0794・62・5051

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