北播

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かん腸薬でできたシャンデリア=西脇市岡之山美術館
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かん腸薬でできたシャンデリア=西脇市岡之山美術館
新聞紙で段ボールを手作りする池田慎さん=西脇市岡之山美術館
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新聞紙で段ボールを手作りする池田慎さん=西脇市岡之山美術館
重い銃の部品を柔らかい素材で作った「ふわふわガバメント」=西脇市岡之山美術館
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重い銃の部品を柔らかい素材で作った「ふわふわガバメント」=西脇市岡之山美術館
銭湯の洗面器に刺しゅうが施された「パスポートII」=西脇市岡之山美術館
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銭湯の洗面器に刺しゅうが施された「パスポートII」=西脇市岡之山美術館

 プラスチックトレーに刺しゅうを施したり、かん腸薬でシャンデリアを作ったり…。遊び心あふれる作品がずらりと並ぶ個展「池田慎-あしたの品々×日用品の詩学-」が、兵庫県西脇市上比延町の岡之山美術館で開かれている。3月22日まで。

 同館が若手作家の世界を紹介する「アートの扉」シリーズの第3弾。関西を中心に国内外で活躍する池田慎さん(45)=大阪府松原市=の独創的な作風に焦点を当てた。

 池田さんは大阪芸術大卒。ホームセンターやドラッグストアに並ぶ身近な日用品を使い、繊細な手芸や工作で大胆に変身させる。よく目にするありふれた物は、その手法で一変し、見る者を新鮮な心持ちにさせるのが特徴だ。

 出展されている緻密な刺しゅうの作品は、レジ袋や弁当容器、カップ麺のふたや容器、カレンダーなど多岐にわたる。紙皿に西洋磁器マイセンを象徴するブルーオニオン、銭湯の洗面器に日本国政府の紋章をしつらえるなど、物の価値に揺さぶりをかける。

 あらゆるメーカーのかん腸薬を計200個以上使ったシャンデリアは一見、ポップな外観。電気コードを長さ1キロ近くまでつなげ、かぎ針編みにした大作は、スイッチを押せば実際に電球に明かりがともる。分解した銃の部品をフェルト生地で再構成し、部屋いっぱいにつるした空間もある。

 1個につき2時間掛かるという、新聞紙を使った手作り段ボールは、作家が会場にいれば、制作を見学できる。池田さんは「手作りに付加価値が求められがちだが、こんな物でも本当に価値があるのか」と問い掛ける。

 入館料310円、高校、大学生210円、小中学生110円。午前10時~午後5時。月曜休館(2月24日は開館、25日休み)。2月12日も休館。作家がいる日は同館のホームページで随時、案内する。岡之山美術館TEL0795・23・6223

(長嶺麻子)

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