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スズ製品を作る工場を見学する学生=小野市万勝寺町
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スズ製品を作る工場を見学する学生=小野市万勝寺町

 鋳造技術を持つ兵庫県小野市万勝寺町の製造業「藤原」(小野市)と兵庫県立大学の学生が共同でスズ製商品の開発を始める。販売戦略についても社員と学生が意見を交わす。同社は「若者らしい視点を取り入れ、独自のマーケティングを展開したい」と意気込んでいる。(中西大二)

 同社は10年前に加東市で創業。鋳型の中にはめ込む砂型「鋳型中子」を製造し、主に油圧バルブや鉄道の部品を出荷する。藤原克弘社長(63)は同市在住で大の日本酒好き。山田錦の古里に住んでいるからには、まろやかな味を楽しめるスズ製ぐいのみを作りたいと思っていた。

 秋に開催された「乾杯まつり」に合わせて製造・販売したところ好評だったことから、長男で専務の弘三さん(39)が、スズ特有の殺菌や鮮度を保つ効果を取り入れた新商品を手掛けることにした。

 その後、神戸市内で開かれた産業展示会で、県立大で経営戦略のゼミを担当する當間克雄教授と会い、共同で開発を目指すことに。弘三さんは同大で講義し、スズ製品の特徴のほか、開発から製造まで一環してできる同社の強みを説明した。

 今月、学生12人が小野市内の工場を見学し、社員を前に花瓶や植木鉢、はし置きなど開発へのプレゼンテーションをした。販売方法についても金婚、銀婚式に加え、新たに10年目の「スズ婚式」を設定。スズのコップを夫婦への記念品として売り出すことや、「ぐいのみ」の語呂に合わせ「9月1日」を大切な人へ贈り物をする日として打ち出すなどのアイデアが出た。

 3年の女子学生(21)は「自由に曲げることもできるのでアクセサリーを作るワークショップも面白い」と提案。弘三さんは「学生の意欲を感じる。提案で終わらせず、共に商品を作っていきたい」と話している。来年1月末には、再び学生らが同社を訪れ共同で戦略を練る。

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