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就職氷河期世代を対象にした職員採用試験に挑む人たち=加西市役所
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就職氷河期世代を対象にした職員採用試験に挑む人たち=加西市役所

 いわゆる「就職氷河期世代」に限定した兵庫県加西市の正規職員採用(事務職)の1次試験が8日、同市役所であった。筆記と論文があり、若干名の募集に98人が受験。受験した人はもともとなりたかった公務員への夢や、仕事のやりがいへの欲求を口にした。

 対象者は2019年度末時点で34~49歳の人。同様に就職氷河期世代の募集をした宝塚、三田市の36~45歳よりも対象を広く設定した。県内を中心に110人の応募があり、実際の受験者も約9割に上った。市役所1階ロビーで午前8時15分から始まった受け付けには、黒いスーツを着た男女が列をつくった。

 県内の市役所で任期付き職員として働く40代の女性は、今の職場について「負担は大きいのに、不安定で給料も安い」と話す。最初に縁故で入った会社は1年半ほどで退社し、長く専業主婦をしていた。「子育てが一段落し、もっとやりがいのある仕事を」と意気込んだ。

 加東市の家業手伝いの女性(46)はゲーム関連会社で正社員として働いた後、地元に戻って派遣社員をしてきたといい「45歳を過ぎると就職は厳しくなる。加西市では、年齢の範囲を広くしてもらってありがたい」と笑顔を見せた。

 公務員への思いを語る人も。小売業で正社員として働く播磨地域の40代男性は「もともと公務員志望だったが、かなわなかった。利益だけでなく、公共のことを考える仕事がしたい」と話した。

 この日は、新卒から19年度末時点で49歳までを対象にした建築職の1次試験もあり、3人が受験した。いずれも2次試験の面接は、2月上旬に行われる。(森 信弘)

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