北播

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助産師の存在をアピールする(左から)松田幸代さん、河合綾子さん、谷勝由佳里さん=まつだ助産院
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助産師の存在をアピールする(左から)松田幸代さん、河合綾子さん、谷勝由佳里さん=まつだ助産院

 市立加西病院(兵庫県加西市北条町横尾1)が来年2月から分娩受け入れを休止するのを受け、同病院などの助産師3人が「かさい助産師の会」を結成した。母親に、育児を支援できる助産師の存在をアピールする。10日には、加西市内の野外音楽フェスで、育児相談などができるブースを設ける。

 3人は、同病院で働く谷勝由佳里さん(45)、河合綾子さん(46)と、まつだ助産院(同市福住町)の院長松田幸代さん(55)。

 同病院は7月、産科医不足を理由に分娩受け入れの休止を発表した。小野市の小野レディースクリニックも来年3月に休止する。北播磨でお産ができる場が減る中で、不安を抱える母親たちを助けようと、9月に会を立ち上げた。

 助産師の仕事は、お産だけではない。「虐待や産後うつの対策を含め、母親のさまざまなサポートができることを知ってほしい」(松田さん)と思ったからだという。

 加西病院は、分娩休止後もこれまで取り組んできた産後ケアや乳房ケアを続ける。常勤の助産師10人は、河合さんを含む7人が3月末で退職する予定。谷勝さんら3人は看護師として勤務しつつ、必要に応じ助産師として産後ケアなどにも携わるという。

 同会は10日には、丸山総合公園(同市北条町西高室)で開かれる野外音楽フェスで「赤ちゃん休憩所」を設ける。おむつ交換や授乳のほか、育児相談や赤ちゃんの体重測定、アロマハンドマッサージができる。27日にアスティアかさい(同市北条町北条)の3階である「カウズマーケット」にも参加する。

 「私たちが頑張ることは、お母さんたちの励みになるはず」と話す河合さん。同病院を退職した後、出張して産後のケアなどを行う助産師として働こうと考えている。

 谷勝さんは「助産師は、母親と同じ目線で考えられる。その存在を知ってもらい、虐待や産後うつの不安がある人に、私たちの病院や助産院へ来てもらいたい」と語る。団体は、助産師の情報交換の場にもしていきたいという。(森 信弘)

【助産師】厚生労働大臣の免許を受け、正常な分娩の手助けや妊産婦、新生児の保健・育児指導などを行う専門職の女性。看護師の資格も持つ。厚生労働省の調査では、2018年末時点で助産所や病院、診療所などで働く助産師は3万6911人。健康増進など女性の生涯を通じた支援にも取り組んでいる。

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