北播

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赤い稲穂を実らせている古代米=小野市下来住町
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赤い稲穂を実らせている古代米=小野市下来住町
稲穂に付いた小さな白い花々=小野市下来住町
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稲穂に付いた小さな白い花々=小野市下来住町

 「関西最後の秘湯」とも称される兵庫県小野市下来住町の鍬溪温泉前で、古代米が実りのシーズンを迎え、赤や黄、紫など彩りにあふれている。稲穂には無数の白い小さな花が咲いており、秋空の下、色の競演を楽しむことができる。

 会社員藤尾善則さん(56)ら地元の住民有志4人が、2017年に広さ約250平方メートルの農地で栽培を始め、翌年に鍬溪温泉前の田約3千平方メートルに場所を移した。現在は、地元の農事組合法人「きすみの営農」(下来住町)が主体となり、藤尾さんらが田植えから収穫までを担う。

 古代米は12種類あり、6月中旬に苗を植えた。白い花は8月下旬に咲き始め、一部の品種では満開に。稲穂が赤い「紅林」や「神丹穂」などが見頃を迎えている。9月中旬に収穫を始め、ドライフラワー「神穂虹彩」として、同温泉で12月上旬から販売する。

 昨年は古代米を使った甘酒を作り、神戸のホテルでデザートに使われるなど好評だったという。藤尾さんは「古代米をドライフラワーの『美』、甘酒の『食』、温泉前を彩る『景』の3点でさらに活用していきたい」と意気込んでいる。(笠原次郎)

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