北播

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ICタグで管理する色とりどりの残糸。希望の糸の場所を専用端末が知らせる=西脇市鹿野町
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ICタグで管理する色とりどりの残糸。希望の糸の場所を専用端末が知らせる=西脇市鹿野町

 播州織の織布業者など約170社で組織する播州織工業組合(兵庫県西脇市鹿野町)は、製造工程で出る残り糸を集め、産地内で再利用するシステム運用を始めた。播州織は先染めが基本。試織の際に先染めの糸を安価かつ効率的に入手し、納期の短縮を図り、商談を有利に進める効果が期待できる。

 残糸はかなりの量が出るが、糸の太さや色数を掛け合わせると何十万になり、これまで廃棄せざるを得なかった。環境に配慮した産地を目指す西脇ファッション都市構想の一環として、織物整理加工場である播州織工業協同組合や県繊維工業技術支援センターなどが2016年度から利活用の研究を進めてきた。

 播州織工業組合に持ち込まれた残糸は、測色機で割り出した色や太さ、重さなどをICタグに登録。「播州釣針」を使ってタグを残糸に引っ掛け保管倉庫に納める。購入時に希望の色を入力し、在庫があれば、専用端末がICタグに反応して保管場所を知らせる。糸を巻き取ると釣り針は自然と外れるのも特長だ。

 現在、残糸の種類は約2千個。同組合などに加入する播州織事業者であれば、小(0・3キロ未満)400円、中(0・3キロ~1・0キロ)800円、大(1キロ以上)1500円で販売。糸1個(1キロ)を染めると1万1千円程度、3日以上かかるので格安で早い。同組合の高見武常務理事は「このシステムを活用し、若手を含め生地や最終製品作りにどんどん挑戦してもらいたい」と話す。同組合TEL0795・22・1881

(長嶺麻子)

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