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事故現場で手を合わせる人たち=加西市網引町
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事故現場で手を合わせる人たち=加西市網引町

 太平洋戦争末期、兵庫県加西市網引町で旧国鉄北条線(現北条鉄道)の列車が脱線転覆し、幼い子どもを含む乗客ら12人が死亡した事故は31日、発生から丸74年を迎えた。網引駅近くの事故現場では、当時の乗客や北条鉄道の関係者らが犠牲者の冥福を祈った。

 事故は1945(昭和20)年3月31日、法華口-網引駅間で起きた。姫路海軍航空隊鶉野飛行場(同市)を飛び立った戦闘機「紫電改」が試験飛行中に不時着してレールが変形し、直後に走ってきた列車が転覆。重軽傷を負った人は62人に上った。

 事故直前、紫電改は滑走路に降りようとしたが、女性が横切ったため再び上昇した。不時着について、戦史研究家の上谷昭夫さん(80)=同県高砂市=は昨年、元整備兵の「当時は燃料が余分になかった」という証言を明らかにした。

 事故発生時刻に近い午後5時前。花を手向け、手を合わせて祈る人たちの前を列車が弔笛を鳴らして通過した。事故列車に姉と乗っていた男性(82)=同県加東市=は「事故は、戦争があったから起こった。戦争は永遠になくなってほしい」と話していた。(森 信弘)

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