姫路

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マラソンのスタートを切る井沢泰斗記者(右)と地道優樹記者=姫路市本町(撮影・小林良多)
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マラソンのスタートを切る井沢泰斗記者(右)と地道優樹記者=姫路市本町(撮影・小林良多)
約42キロの距離を走りきった地道優樹記者=姫路市本町
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約42キロの距離を走りきった地道優樹記者=姫路市本町
約42キロの道のりを走り切った井沢泰斗記者=姫路市本町
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約42キロの道のりを走り切った井沢泰斗記者=姫路市本町

 姫路城マラソン(中止)が予定されていた23日午前9時。大手前通りに、白のTシャツに短パン姿の神戸新聞記者、井沢泰斗(29)と地道優樹(24)の姿があった。胸には日の丸と「822」のゼッケン。日本人として初めて五輪に出場した金栗四三の競走着だ。掲載途中で大会本番が中止になるという事態に見舞われた連載にオチを付けるべく、2人の広報ランナーは姫路城マラソンのコースに挑み、完走を果たした。

   ◇   ◇

 悩み抜いた末、コスプレを「日本マラソンの父」に決めた。姫路城-を含め数々の大会が中止になる中、夏に控える東京五輪に希望を持ってもらいたい。半袖半ズボンの競走着なら大会の品位を損なわず、堂々と仮装できるとも考えた。

 道中「勝手に姫路城マラソン」を挙行するランナーに何度も声を掛けられた。ただ、モデルに気付く人はまれだった。沿道から「ユーチューバーですか?」と言われることもあった。

 それでも真意を伝えると「かなくり~」と大きな声援をくれた。人気歌舞伎役者の熱演を意識しつつ、両肘を後ろに引くフォームと「失敬」のあいさつで応えた。タイムは6時間49分。生涯25万キロを走った偉人の足元にも及ばなかった。

   ◇   ◇

 井沢記者とともに、「金栗四三」で臨んだマラソン。今年こそ沿道を盛り上げようと意気込んだが、大会は中止。無人の沿道を自分が走ることになった。

 準備不足がたたってか、15キロ地点で早くも左太ももをつった。去年は20キロまでは順調だったのに…。焦っていると、同じくマラソンを決行したランナーたちが次々と声を掛けてくれた。

 「頑張れ日本代表!」「大丈夫、今日中には着く」

 優しいランナーや読者から飲み物や補給食をもらって何とか力を振り絞る。が、やはり足の痛みに力が出ない。いよいよ制限時間を超え、本来なら収容バス行きだ。

 タイムは7時間24分。昨年より2時間近く遅い。とはいえ、人の優しさに触れた7時間だった。

※神戸新聞ネクストは、大会中止を受けてトップページから大会特集ページを外しましたが、引き続きご覧いただけます→こちら

連載「再び目指せ!伝説の広報ランナー」過去掲載分が、お楽しみいただけます。

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