姫路

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JR姫路駅前に続く白銀交差点の路面に表記された「車両通行禁止」の文字=姫路市駅前町(撮影・小林良多)
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JR姫路駅前に続く白銀交差点の路面に表記された「車両通行禁止」の文字=姫路市駅前町(撮影・小林良多)
神戸新聞NEXT
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 JR姫路駅(兵庫県姫路市)の北側エリアで、バスとタクシー以外の一般車両の通行が禁止されて5年。いまだに誤進入するドライバーが後を断たない。交通事情を知らない市外の観光客が多いとみられ、姫路市もあの手この手で周知に取り組んできたが、浸透していないのが実情だ。だが、昨年に始めた対策が奏功したのか、直前で進入禁止に気付くドライバーも増えてきたという。(地道優樹)

 自転車やオートバイも含めて一般車の通行が禁止されているのは、姫路駅-白銀交差点間の大手前通りなど約350メートル。歩行者に優しいまちづくりを進める市が、駅前再整備で片側3車線を片側1車線に減らして歩行者空間を拡大し、2015年4月から規制が始まった。

 だが、事情を知らないドライバーによる誤進入が続出。交通誘導に取り組む姫路署の担当者は「ほとんどが標識に気付かず、白銀交差点から進入するケースで、圏外ナンバーの車も目立つ」と話す。市は当初から、通行禁止の看板を南北の交差点周辺に10カ所以上に設置したり、16年からは神姫バスの車体後部に後続車への注意喚起の広告を出したりしてきた。

 18年8月には、白銀交差点に交通誘導員を5日間配置して計測調査を実施。平日の午前9時~午後6時に74~80台が、休日の同時間は最大98台が誤進入しかけた。左折で入ってくる車より、北から直進してくる車が多いことも分かった。

 市は19年2月、同交差点からの進入口の路面をえんじ色でカラー舗装し、白字で大きく「車両通行禁止」と表記。さらに、交差点北側の大手前通りの南行き車線(3車線)の道路標示も改修し、タクシーとバスが直進する左側車線に一般車両が入らないように誘導した。

 直前で気付くドライバーが増えたとみられ、成果が表れ始めた。市の担当者は「姫路城への玄関口でもありゲートや巨大看板の設置といった景観を損ねる対策は難しい。今後もより良い周知の方法を模索したい」と話している。