姫路

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姫路城や家族との思い出を語る丘みどりさん=姫路市三左衛門堀西の町、姫路キヤッスルグランヴィリオホテル(撮影・小林良多)
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姫路城や家族との思い出を語る丘みどりさん=姫路市三左衛門堀西の町、姫路キヤッスルグランヴィリオホテル(撮影・小林良多)
お城まつりの時代パレードで手を振る丘みどりさん=2019年5月11日、姫路市本町(撮影・小林良多)
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お城まつりの時代パレードで手を振る丘みどりさん=2019年5月11日、姫路市本町(撮影・小林良多)

 2019年の大みそか。NHK紅白歌合戦の舞台には、今や演歌界の歌姫となった丘みどりさんの姿がさんぜんと輝いていた。紅白には3年連続の出場。コンサートで全国を回る傍ら、テレビのバラエティーや映画にも活躍の場を広げた1年だった。多忙を極める生活で支えになってくれるのは、地元の大応援団と、姫路城(兵庫県姫路市)を抱く古里の風景だ。

 紅白は3回目です。ここまで地元の方々に応援していただけたのが本当に大きかった。感謝の気持ちでいっぱいです。

 昨年は芸能活動を始めて一番忙しい1年でした。お休みは年5日くらいで、東京のマンションにも月に5、6回しか帰らない。コンサートで地方に行っては東京に帰って収録をして、また地方に行って。自分は一体どこに住んでいるのか、と思うことがある。

 そんな時に移動の新幹線から姫路城を目にすると、「やっぱり姫路が古里なんだ」と安心できる。富士山みたいに、新幹線のチケットを取れる時は必ずお城が見える席に座ります。

 母に勧められて通った民謡教室で歌と出合い、祖母の影響で演歌歌手に憧れた。演歌デビューを果たした翌年の22歳の時、二人三脚で歩んできた母ががんで死去。「紅白出場」という母との約束や家族の支えがあり、長い下積み生活から羽ばたくことができた。

 お城には子どもの時に家族4人で何度か登りましたし、毎年春には祖父母も一緒に三の丸広場で花見をするのが恒例行事でした。ビニールシートを敷いて、お母さんが作ってくれたお弁当を食べる。昔の家族アルバムには花見の写真がけっこう残ってるんです。

 だからずっとそばで見てきたんですけど、実は平成の大修理(09~15年)で白く塗り替えられてからの方が好き。より美しく、オーラがある感じがします。当時は大阪に住んでいて、父が撮って送ってくれた写真で見てました。でも、地元に帰ってきた時に姫路駅で降りてびっくり。「こんな白くなってるんや」って。

 姫路城にまつわる幼少期からの記憶を聞かせてくれた丘さんだが、実は「一番の思い出」が最近生まれたという。

 昨年の「お城まつり」です。最後の総踊りで、民謡「お城おどり」をやぐらの上で歌わせてもらいました。地元の方々が私の歌で躍ってくれたのが本当にうれしかった。

 時代パレードでは(姫路藩が舞台となった映画)「引っ越し大名!」に出演した際の衣装を着て、輿入れ行列にも参加しました。小さい頃から輿に乗ってパレードする「姫路お城の女王」を見て「すてきだなあ」と思っていたので、まさか自分がその場所にいるとは。すごく楽しかったです。

 地元を大切にしながら、少しずつ演歌歌手としての実力と人気を高めてきた丘さん。これからどんな歌手像を目指すのか。

 演歌の枠にとらわれず、いろいろなことにチャレンジしたい-というのが昨年のテーマでした。映画に出たり、バラエティー番組でコントをしたり。今年も、普段演歌を聞かない人にも知ってもらえるような活動をしながら、また姫路に帰ってコンサートやイベントができるよう頑張りたい。

 新しいアルバムには初めて地元にちなんだ歌を入れることができました。「播磨のおんな」は、作詞家の先生がいちずに夢を追う私をイメージして歌詞を書いてくれた一曲。千種川や三室山、千ケ峰など古里の風景を思い浮かべながら歌っています。そしていつかは、姫路城を歌った曲も出したいな。(井沢泰斗)

【おか・みどり】1984年、姫路市安富町生まれ。山崎高校(宍粟市)在学中にアイドルグループで活動。2005年に演歌歌手デビューし、長い下積み生活を経て17年、NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。今年1月29日には活動15周年記念シングル「五島恋椿/白山雪舞い」をリリース予定。

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